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マクロ婚活心理学


沖縄県の婚活・結婚事情を、ブログやラジオなどを通して情報発信してきました。

特にラジオは先日で1周年、50回の放送も終え、引き続き、沖縄の婚活・結婚事情をお知らせしています。

基本的には恋愛テクニックというよりも、

沖縄の結婚事情、婚活を始めてから知る情報など、

婚活に関わらなければ分からない情報を先出しすることを行なってきたわけです。

恋愛テクニックの方が分かりやすいのは重々承知ですが、

お互いのことを考えて、お互いに相手が心地よい関係をつくりだすのは、

小手先のテクニックよりも、相手をしっかり理解しようとする努力こそ重要だと感じています。

その上で、有効な恋愛テクニックが何かと試行錯誤すること重要で、

結婚して、結婚生活や子どもが生まれて家庭生活を維持・継続して行く為には、

婚活のためだけの必勝テクニックよりも、

相手のことをしっかりと見つめて、何が心地よいのか自分で考えることこそ意味があるように思っています。

さて、前置きがながくなってしまいましたが、

世の中に、婚活に関する情報発信は数多くあります。

僕ももちろん、その中の1人です。

差別化として、恋愛テクニックはほぼ扱っていないため、

あまり優しくないなぁと感じることもあります。

それも、前述のようの思いがあってのことです。

ラジオ放送も、このブログも、まさに婚活先生としての活動はようやく1年が過ぎたところです。

それらの経験を通して感じたことは、

「婚活」という言葉がものすごく狭い範囲で使われていることです。

当たり前の話で、ターゲットは今まさに婚活している人か、婚活を始めようとしている人なのです。

この1年間で、結婚したいとは思っているけれど、特に計画があるわけではない人とたくさん触れる機会がありました。

婚活もーるさんと情報交換する場合も、基本的には現在進行形で婚活している人になるので、

「婚活」という言葉が、自分の辞書にない人がたくさんいることが知る経験になりました。

>マクロ婚活心理学

今、考えているものは、婚活を始めようとしている人、婚活をしている人に対して使われている狭義の「婚活」を、

もっともっと広げられないかということです。

現在では、「結婚のための出会いや自分磨き」のことを婚活と言われることが多いため、

強く結婚を望まない限りは、あまり関係ない言葉になっているように思います。

しかし、婚活していない人に結婚の意志について直接聞いてみるとさまざまな回答が返ってきます。

・結婚する気はない

・いい人がいれば結婚してもいいけど、積極的に動いて結婚するほどでもないし、未婚のままでも構わない

・できれば結婚したいと思っているけど、特に予定や行動はとっていない

・結婚願望がないわけじゃないし、子どもも欲しいけれど、具体的なイメージはない

・とても結婚したいと思っているけれど、何も行動していない。

今まで、婚活をしている人に焦点を当てていましたが、

事前に「結婚について深く考えてみる」という

「結婚をするしないに関わらず、自身の結婚について深く考える機会」

というものがないままの人が多く、

そういった人たちが「自身の人生における結婚について考える」という、

広義の意味での「婚活」も必要になっているように思います。

そこにメスをいれてみようと思っているのが、

「マクロ婚活心理学」です。

例えば、「結婚しない」という決断をするのは構いませんが、

本当に深く結婚について考えた結果、

覚悟を持って「結婚しない」という答えを導き出せているのかどうか考えて欲しいのです。

「結婚しない」はずだった人が、

親が体調を崩したり、親が亡くなったり、老後のことを考えたりと、

急に婚活しはじめる人もいます。

「結婚しない」と心に決めたすべての人が安易な考えとは言いませんが、

結婚がありきたりすぎて、「結婚」について真面目に考える機会がなかなかないように感じています。

「結婚について考えてみる」ことから、婚活ははじまっていると考えるならば、

「もっとはやく婚活しておけばよかった」と思う人は減るように思うのです。

しかしながら、すべての子どもには遺伝子的な両親がいます。

もちろん、結婚と考えると、籍を入れない、離婚などさまざまなパターンもありますが、

自分が存在するということは、大多数の親が再婚も含め結婚しているものであり、

大多数のことは当たり前のこととして受け止め、

当たり前のことは当たり前に自分に訪れると思い込んで、

深く考えないのが人間の基本的な心理なのです。

就活などが言葉になったのも、

将来の仕事について情報収集し、よく考えて活動する必要があるからです。

家の仕事を継いだり、口利きしてもらえた時代と違って、

日本人のほとんどがサラリーマンとして就職し始めたからこそ生まれた言葉で、

今までの当たり前が当たり前じゃなくなったわけです。

今では「就活」という言葉自体は当たり前になり、大多数が当たり前のように就活をするわけですが。

結婚するということは昔ほど当たり前ではなくなってきたことは、

未婚率が上昇したり、晩婚化が進んでいたり、

何よりも「婚活」という言葉が生まれたことから、想像できます。

僕は、進学や就活を、婚活の比較として出しますが、

進学や就活については、学校で事前に指導があり、

それをサポートする体制が整っています。

それは、経済的自立のためにも必要なことだからです。

そして、親も進学や就活の情報について詳しく考えるようになっているわけです。

対して、婚活は、

親も子どもも「婚活」については、ほぼ無知の状態です。

「学生結婚」なんて恥ずかしいことで、学校で「婚活」について取り扱うことは難しいことでしょう。

性教育においても、経済的自立していない子どもが親になることへの警鐘を鳴らします。

結婚しようが結婚しまいが、性教育は重要ですし、

中学生の妊娠は母体への心配があり、

高校生・大学生・専門学生の妊娠は勉学に支障をきたしたり、

他の生徒への影響を考えると、学校としては控えたいところだとは思います。

大人になってからも、望まない子どもや経済的なことも考えて、

「明るい家族計画」は必要なことです。

とはいえ、少子化の昨今、「明るい家族計画」というキャッチフレーズをあまり目にしなくなったように思いますが…

拡大解釈なのかもしれませんが、

学校で行われる「過度な性教育」が、いつの間にか「恋愛」まで遠ざけていないかなと思うのです。

性教育とともに、結婚することの意味や家族をつくることの素晴らしさを伝えることも必要ではないかなと思う部分はあります。

現在、既婚者の半数がなにかしら「婚活」を行なったことがあるという統計もありますし、

25歳くらいからの結婚のために動き出すならば、

「友だちに紹介してもらう」という婚活スタイルに触れることは当たり前になってくるでしょう。

しかも、現在、少子化が進んでいるので、出会える異性の数はどんどん減ってくるのです。

一番結婚相手を見つけやすい環境というのは、

僕は「学校」だと思っています。

同年齢の独身男女がたくさんいて、

共同生活を行なっているわけです。

もちろん、ほとんどの人が「結婚」なんて頭にないでしょう。

社会に出れば、実は独身男女が出会える環境というのは一気に減ります。

出会いならあっても、ともに働く環境も沖縄の場合、ほぼなくなってきます。

行き着く先は「婚活」なのです。

もし、沖縄の婚活・結婚事情が分かっていれば、

対策することなんてそれほど難しいことではないのです。

そういった意味でも、

結婚を希望する人だけではなく、

結婚に関係ない人も含めてたくさんの人が婚活・結婚について考えることがとても必要になってきたように思います。

マクロ婚活心理学とは、婚活と直接関係ない人への警鐘でもあるのです。


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