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相手の欠点を10見つけたら


婚活は面接に似ていると書きました。

人はどうしても欠点に目がいきがちです。

心地よいものはそのまま受け入れて、

違和感を覚えるものには拒否反応のようなものを感じるからです。

「あ、なにか違う」

と思うことの方が印象に残るのです。

そして、

何も感じないもの、 特別に心地よいわけではないけれど、 不快でもないものは当たり前として流すのです。

結婚生活の中で、

当たり前として流せるものが多いと基本的には楽です。

それは単純にイライラせずに済むからです。

もちろん、特別なことで喜ばせてくれる才能がある人がいれば、

それに越したことはないのですが、

長い結婚生活の中で、それをずっと続けていく才能を、

もし、あなたが求められた時につらいなら、

やはりあなたは相手に求めるべきではないのです。

大切な人に辛い思いをさせてまで、 自分が心地よくなりたいと思うのであれば、 相手はどんどん辛くなっていくことでしょう。

念のために書きますが、

結婚生活なんてどうでもよいという人には、

不要な情報となると思います。

基本的に、結婚生活を円満に送ってほしいなという思いはあります。

そんな努力をしても、どうしても合わなければ、離婚しちゃえば良いのです。

あなたの努力が報われない、ただただ辛い結婚生活を続ける意味はないように思います。

もちろん、子どもがいると悩むこともあると思います。

その時は、その時の状況に合わせて考えるしかないようにも思います。

結婚生活にしても、お見合いにしても、

交際前のテスト期間、交際中においても、

おそらく、相手の欠点を見つけることになるでしょう。

これは、仕方がないことです。

相手はあなたではないし、あなたの家庭のルールは当てはまりません。

あなたが完璧でないように、相手も完璧であることは難しいのです。

それでも、完璧な人が見つかるまで婚活を続けるというのであれば止めません。

もし、結婚してから、欠点が見つかったなら、 簡単に離婚というわけにもいかないでしょう。

しかし、育ってきた環境が違う以上、 家庭のおける文化はそれぞれですから、

あり得ないことに出会うことは当然だと思えば良いのです。

百の家庭があれば、百通りの家庭のルールやマナー、慣わしのようなものがあるのです。

さて、あなたは相手に対してたくさんの欠点を見つけることになるでしょう。

その欠点にイライラしたり、指摘しても直らないとか、

指摘して逆ギレされて喧嘩になるとか、

交際中以上に、相手のことが分からなくなることが多々あるはずです。

そんな時にどう考えれば良いのでしょうか。

そもそも欠点のない人なんているのでしょうか。

そう、あなたにだって欠点はあるはずです。

仮に、あなたが相手の欠点を10個見つけたとしましょう。

(もちろん、もっともっとたくさんの欠点を見つけることになるでしょう。)

そんな時に、あなたは自分にも欠点があることを思い出すべきです。

そして、『私はできるのに、どうして相手はしてくれないんだろう』と思わないようにするために、 自分には11個の欠点があると考えてみてはどうでしょうか。

自分の方が相手に迷惑をかけてない、自分ばかりが頑張っていると思うからこそ、

相手に対してイライラしてしまいます。

我が家は夫婦の役割が逆転しています。

僕は主夫をし子育てや家事を担当しています。

妻は仕事をして、お金の管理など僕に丸投げです。

お互いの得意がうまく当てはまっています。

一般的な形に囚われていないので、 ある意味で、逆に感謝できます。

「男なのに働きに出ずにごめんね、いつもありがとう。

 だから、家事と育児は頑張るね。」

となります。

我が家の場合は、夫婦で良いところを見つけるのが得意なこともあります。

あまり妻に欠点を感じたことはありません。

もちろん、一般的の妻としては、家事はほぼしない、子育てもほぼお任せとなれば、 欠点だらけの女性かもしれませんが、僕自身が納得しているので、 欠点だと思ったことはありませんし、

働いてくれているのでありがたい限りです。

いきなり、相手の良いところだけ見つけましょう。

それで欠点を帳消しにしましょうというのは難しいと思います。

ならば、相手の欠点を10個見つけたなら、 あなたには11個の欠点を相手が見つけていて、

それをとやかく言わないと思うのはどうでしょうか。

あなたの方が欠点が少ないという発想ではなく、 あなたの方が欠点が多いのにも関わらず、

いつも通り接してくれていることに感謝してみるのもありじゃないかと思います。

正直、お互いにできないことはできないままでも良いのではないでしょうか。

男は仕事、女性は家庭という考えがあるので、

家が汚れていたり、食器が溜まっていたとしたら、女性が悪いという印象を受けるかもしれませんが、

そんなこと知ったこっちゃなくていいのです。

男性でも洗い物くらいできます、掃除くらいできます。

我慢比べするのもありです。

母親だろ、妻だろ、女だろといってきたり、

父親だろ、夫だろ、男だろといってきたりすれば、 それがどうしたと言い返せば良いのです。

我が家は基本は「できる人がする」です。

ここに性別は関係ありません。

早く仕事を終わらせる人が、楽に仕事を終わらせられる人がするのです。

その代わり、しんどい時はおやすみもオッケーです。

そうすると、妻がやってくれることだってあります。

さすがに仕事の代わりはできませんが、 仕事から帰ってきて、家事や育児をさせないようにするのも、 僕の日頃の感謝の気持ちです。

しかし、家事や育児を完璧にこなしているわけでもありません。

できる範囲でやっているのです。 妻が洗い物をしても基本的に洗い物のチェックなんてしません。

たまに、お皿がぬるっとすれば、こっそり洗ってしまえばいいのです。

多くを求めるから欠点が見えます。

多くを求めない。 少しでもやってくれたら感謝する。

自分だって、なにか迷惑をかけていることを自覚すれば、 夫婦とはお互い様だということが分かるのではないでしょうか。

相手の欠点を10見つけたら、あなたには11個の欠点があるのです。


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