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恋は盲目なり


恋は盲目と言います。

好きになると無意識的に相手の悪いところには目をつぶり、

良いところばかり見てしまう傾向があります。

恋愛経験がある人は分かるのではないでしょうか。

恋愛感情でなくても、

自分が良いと思った人は良いままでいてほしいという心理は働きます。

自分の好きなスポーツ選手やアーティスト、芸能人など、

出会ったことがないにも関わらず、

きっと良い人だろうとどこかで思っているのが人間の心理なのです。

なので、有名人の悪い噂を聞いても、

自分が好きな人ならば、まずは否定したいと思う心理が働くことがあります。

「片目をつぶる」という慣用句もあります。

盲目と同じで、見なかったことにするという意味があります。

結婚生活では片目をつぶることが大切だという人もいます。

目についても、見ないことにできることは、

見なかったことにすることも大切だということです。

友達関係や人間関係でも、

仕事をしていれば職場での人間関係もあるわけです。

そんな中で、片目をつぶるような経験はほとんどの人に経験があるのではないでしょうか。

案外、片目をつぶるということを、仕方なしにやっているものなのです。

とはいえ、

結婚といえば、仕事のように就業時間で終わったり、定年退職があったりするわけではありません。

仕事を変えることはさほど難しくなくなってきましたが、

結婚相手を変えるとなるとなかなかの大変なことですし、

子どもがいれば、離婚相手とすっぱりと縁を切るというわけにもいかないでしょう。

だからこそ、慎重になるのはやむを得ないことです。

片目をつぶりすぎたために、

我慢し続けることもあまり良いことではないように思います。

しかし、できないことがあるのはお互い様、

自分のできないところに片目をつぶってもらう代わりに、

許せる範囲で片目をつぶることは大切なことなのかもしれません。

さて、恋は盲目という話に戻りたいと思います。

片目だけではなく、両目をつぶってしまうほどです。

ある意味で、美化してしまうという部分もあるのかもしれません。

それはそれで幸せなことです。

善悪というのは決まっていることではなく、

あくまでも自分が善か悪か興味なしかを判断しているにすぎません。

例えば、

「女性は頭をなでられると喜ぶ」みたいなことが恋愛指南本に書かれていたとしても、

なでる相手が誰かによって変わっていくるのです。

好意的な人になでもらえば男性でも嬉しいかもしれないですし、

好意的でない人になでられたら嫌な思いをするかもしれません。

みなさんもご存知のように、相手によって違ってくるわけです。

恋人ならまだしも、興味も何もない異性になでられて良い気分になるとは思えません。

恋は盲目というのは、誰がやってもおかしいだろうということまで、

良いように感じてしまう恐ろしい効果があります。

せっかくなら、恋は盲目を活用してみませんか?と思うのですがいかがでしょう?

恋が盲目で、

結婚して恋がなくなってしまうのであれば、

盲目であり続ければ、それはもう恋?いや、あえて恋と言いいたい。

恋を失いたくないのであれば、盲目であれば良いのかもしれません。

また、盲目になっても良い相手が見つかれば、そこから恋が始まるのかもしれません。

見ないということこそ、恋なのかもしれません。

とはいえ、相手を見ないなんて寂しいので、 粗はほどほどに、良いところは目一杯探せるのが一番良いのかもしれません。


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