なんで分かってくれないの!


人間関係のトラブルの原因のほとんどは、

「意思疎通がうまくいかない」ということです。

相手の発言や行動に対して、

「なんで分かってもらえないの!!」と、

イライラしてしまう時は、

基本的にお互いの意思疎通がうまくいってないことがほとんどです。

日本の文化として相手の気持ちを察することが求められてしまいます。

今はあまり使われなくなりましたが「KY(空気読めない)」なんて言葉も流行りました。

相手の心情を察することができないことが悪いことのように扱われてしまいます。

この場面で一番KYなのは誰かと、もし僕が聞かれたら、

「KYと偉そうにいっている人間だ」と言うことでしょう。

僕は基本的に冷めた考えの人間だと思っているので、

ものごとを冷ややかに見る傾向があります。

『なんで分かってくれないの!』

というのは、人の永遠の課題なのではないでしょうか。

また、夢のない話を書いちゃうなぁ。

でも、僕にとってはこの夢のない現実がとてつもなく大切なのです。

【人は基本的に分かりあえない生き物である】

もちろん、まったく分かりあえないわけではありません。

ちゃんと話し合いをして、意思疎通ができれば、

ちゃんと分かりあえることができます。

なぜ、そんなことを思うように至ったかは単純です。

「人は言葉を駆使する生き物」だからです。

これほどボキャブラリーの多い言語を用いてコミュニケーションするのは人間だけです。

それは、人間は考える生き物であり、

単純な言語だけでは自分の思いを伝えきることができないからです。

人間というのがそもそも複雑な心理を抱えている生き物であることが、

最大の要因なのです。

離婚理由で一番多い理由は「性格の不一致」です。

しかし、そもそも性格が一致する人なんているでしょうか?

一人ひとりが個性的で、多種多様であり、育ってきた環境、

学んできた内容、体験してきた経験が違うのです。

だから、性格が一致することなんて、まずないはずなのです。

人間はそもそも性格が一致しない生き物なのです。

悲しい現実かもしれませんが、これが真理の1つだと思っています。

僕は「超能力者ではないから、人の気持ちは分からない」と、

子どもに話すことがよくあります。

「自分の言葉で話さないと伝わらないよ」

とそのあとに続けるのです。

僕はこんなにも複雑な言語が生まれたのは、

「相手に気持ちを伝えたい」という思いだったんじゃないかなと思っています。

だからこそ、似たような気持ちを伝えるにもたくさんの言葉がある。

平安時代の恋文の代表格といえば和歌と言えるでしょう。

そこでは、5・7・5・7・7の31音でいかに自分の思いを伝えるか考えたのです。

平安時代も今も伝えることの大切さは変わっていないのです。

『なんで分かってくれないの!』

と思うのは当然です。

あなたが自分の気持ちを伝えきれていないからです。

あえて隠して、分かってもらおうと期待して、

その結果、自分で自分の首を締めて怒っているだけなのです。

自分の気持ちが分かるのは自分だけです。

これはとても便利なことでもあります。

あなたが考えたことのすべてが誰でも彼でも伝わってしまうのも困るでしょう。

秘密の1つや2つくらいあるでしょうし、

あえて言葉にしてはいけないと口に出さないことだってあるでしょう。

言葉は選べるからこそ、便利なのです。

そして、結果的に不便なのです。

さて、離婚理由の性格の不一致についてお話したいと思います。

これは、性格の不一致という便利な理由を使っているだけだと思っています。

前述したように、性格が一致することなどないのです。

もし、不一致していたとしたならば、

結婚生活や子育ての方針の違いと言えるでしょう。

家族というのは、最終的には別々の人間です。

なので、考え方はそれぞれ違う。

家族みんな仲良しってのも幻想だと思う部分もありますが、

お互いの努力があれば、仲良くなることも可能です。

離婚の導く「性格の不一致」を正確な言葉にするならば、

「価値観の違い」という方が正しいでしょう。

しかし、価値観が違う夫婦がすべて離婚するのであれば、

価値観だってまったく同じ人間なんていないはずです。

日本では宗教が違っても結婚する夫婦だっているので、

宗教観という価値観が違っても受け入れ合うこともできるのです。

そのためには、

『なんで分かってくれないの!』

と憤るよりも、どうしたら伝わるかを考える方が建設的なのです。

それでも、どんなに頑張っても、伝わらない時もありますし、

伝えても相手が変わってくれないことだってあります。

そこを諦めて受け入れるのか、

そこは諦めきれないのかを判断するのも、

悲しいことにあなた自身になります。

僕は離婚を否定する気はまったくありません。

結婚は夫婦のお互いの努力が必要であることは民法にも記載されています。

法律に書かれているから守るわけではないですが、

伝えても相手が努力できない関係であるのならば、

あなたしか努力しない関係なのであれば、

それこそ、価値観に大きな違いがあるのだと思います。

そこで離婚をしたいと思うのは当然のことでしょう。

結婚だけではなく、人間関係の基本はコミュニケーションから生まれる信頼関係です。

そして、コミュニケーションに基本は、身振り手振り、目配せなどのボディーランゲージも含めた、

言語コミュニケーションなのです。

ちなみに、言語の中にはハンドサイン(手話)も含まれます。

『伝わらない』と憤り、落ち込む前に、

あなたは最善を尽くしたのか、

すべて伝え切ったのか、

そこを考えることもとても大事なことです。

また、相手も同じなのです。

言葉にできていない思いがあるかもしれないのです。

その思いをしっかりと聞ける関係を築けているかも大切です。

あなたがなんでもとりあえず否定してしまう人や、

まったく耳を傾けない人ならば、

相手はどんどんと伝えることを諦めていくことでしょう。

人間の偉大な発明の1つこそ「言語」なのです。

そして、この便利さと不便さを兼ね備えた言葉をうまく活用することが、

コミュニケーションにはとても重要なのです。


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