生涯未婚率って、それ、私に関係あります?
- 婚活先生
- 2017年10月26日
- 読了時間: 5分

沖縄タイムスの2017年(平成29年) 10月26日の記事によれば、
(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/91886)
50歳まで一度も結婚をしたことのない人の割合を示す「生涯未婚率」はが、
男性は、全国で一番高い26.2%で、
女性が16.3%で全国で5番目となっています。
生涯未婚率が高いことや、
出生率の低下による人口減少について、
社会課題として取り上げられることが増えてきたように感じています。
ただ、どうも僕の感覚としては、
だから?
という感じです。
だって、
結婚だって、出産だってさ、
【個人の選択】だと思うわけです。
なので、
僕としては、
生涯未婚率が高まろうが、
出生率が低くなって人口減少しようが、
それは、もう個人が責任を負う問題ではないと思っています。
結婚したくない理由や、
出生率が低くなる理由は、
やはり将来に対する閉塞感が大きいように思います。
そんな中で、
数値が今より悪くなっている(一方的な価値観で…)から、
結婚しなさい、出産しなさいとは思えないのです。
僕は婚活する人をサポートする立場であろうとは思いますが、
なにも結婚する気のない人や、子どもを授かろうと思わない人へ、
社会課題だから、結婚しなさい、産みなさいと言うつもりはサラサラありません。
少し話は脱線するかもしれませんが、
同性婚は日本では認められていませんし、
産みたくても体質的に産めない人もいるわけですから、
すべての人が結婚しないこと、出産しないことに対して、
批判される理由はないと思っています。
もちろん、前述のようの理由がなくても、
信条の自由があるわけですから、
結婚しようがしまいが、
出産しようがしまいが、
当事者の判断に委ねられると言うことは言うまでもありません。
生涯未婚率が上昇した。
出生率が下がった。
こんな統計学上の情報を持って、
個人の意思が尊重されないと言うのであれば、
それは寂しいことのように思います。
社会課題とは切り離して考えましょう。
これは、あなた自身、もしくは、当事者の人生に関わることです。
その上で、
結婚や妊娠・出産を考えている人には、
個人の課題として、いろいろと知って欲しいのです。
例えば、
結婚する気はあるけれど、
「今は、結婚よりも◯◯」
と言うのは、
パートナーのいる人の言葉なのです。
パートナーを見つけるために、
婚活を初めて、
その人たちがどれほど頑張っているのか、
それでもなかなか結婚相手としてのパートナーが見つからない現状。
いい人を見つけても、
その人と恋愛に発展し、
結婚へと至るためには、
一筋縄ではいかないのです。
たった一つの恋愛を成功させて結婚する人よりも、
たくさんの恋愛の中で、結婚する人の方が圧倒的に多いわけです。
結婚に一発必中はほぼあり得ないと考えるべきです。
今、特定のパートナーがいない状態で、
あなたに特定のパートナーができるのはいつですか?
そのパートナーは必ず結婚相手になりますか?
どれくらい付き合って、結婚する予定ですか?
そして、いつ頃、子どもを授かる予定ですか?
そして、子どもは何人くらいの予定ですか?
結婚や子どもの話について言えば、
それこそ、あなたの意見だけではなく、
パートナーの意見も尊重されるべきですし、
妊娠したい、出産したいと言っても、
お互いの体質にも関わってきます。
不妊症は女性だけのもの、女性に課題があることが多いと思われがちですが、
不妊症の割合は男女ともに変わりませんし、
男女ともに35歳以上から、リスクがあると言われています。
個人が結婚や妊娠・出産を判断する情報があまりにも少ないのです。
大事なのはここなのです。
結婚や妊娠・出産は個人が判断する。
そのための情報を発信しなければ、判断材料が乏しい状態にある
と言うことなのです。
僕は、何も社会貢献のために、
婚活先生という活動をしているわけではありません。
個人がしたいことができる、
婚活の場合は、結婚だけではなく、妊娠・出産や子育ての情報を得ることが重要だと思っているので、
情報発信をし続けているのです。
社会の問題を個人の課題をすり替えて、個人の責任にさせてはいけないのです。
あくまでも、当事者の自由意志が尊重されるべきです。
婚活している人の多くは、
結婚する気のなかった人
いつか結婚できると思っていた人
です。
結婚する気がなかったり、
子どもがいない生涯も考えたはずです。
その時点では、それで納得していたのかもしれません。
しかし、周りが結婚していくと、
その幸せが魅力的に感じる場合もあります。
元気だった両親が病気で倒れたり、
親族や友人の死を目の当たりにしたり、
大きなことでもなく、
一人暮らしで大きな病気になった時も、
家族がいる安堵感を知ることになるかもしれません。
自分が亡くなった時に、
誰が看取ってくれるのかを想像した時に、
自分に家族のいることに憧れをもつのかもしれません。
生涯未婚率を正しく読み解くとすれば、
結婚しない選択をした人がすべてではないということです。
結婚したくても、知識や機会に恵まれなかった人のきっといるはずだということです。
それでも本人が納得していれば良いのです。
自分の人生なのだからこそ、納得しているかどうかが重要なのです。
社会が結婚や妊娠・出産を求めるからした方が良いのいうのは、
判断材料としてはナンセンスだと思っています。
ただ、判断材料が少ない中での判断は、
のちに後悔を招くということです。
生涯未婚率も、出生率なんて気にしなくていいと思っています。
しかしながら、自分のこととして、結婚や妊娠・出産について考えるには良い機会なのかなと思います。
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