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家庭で婚活教育


学校では婚活のことなんて教えてくれません。

逆に学校の保健の時間や思春期教室で習うのです。

「安易に性行為をしてはいけないよ」

「望まない妊娠をしてはいけないよ」

そして、若くして妊娠して中絶してしまう例など、

生命に関してとても大切な話をしてくれます。

親も先生も子どものことをたくさん心配してくれます。

だから、不幸になりそうな結婚は進めません。

恋愛は自分で責任を取れるようになってからと暗に教えるのです。

学校は結婚や妊娠に対して、不幸にならないための予防線を張ってくれます。

中学生や高校生での妊娠は確かに子どもの大事な時期を奪う可能性があります。

もちろん、中絶や流産など辛い経験をする子どもが多いでしょうが、

逆に、幸せになっていないとも言えないのではないでしょうか。

とはいえ、経済的自立もしていなかったり、若すぎる妊娠は親にとっても心配事ではあります。

なので、本当に大切な時間だと思っています。

恋愛、結婚、妊娠、

子どもの場合は、順番が変わるかもしれません。

恋愛、妊娠、結婚の順番になるかもしれません。

不安だからと言って、なんでもダメダメ言ってしまうと、

なんだか可能性を奪っているような気がします。

恋愛、結婚、妊娠の正しい知識を身につけて、

結婚について考える教育が必要な気がします。

さて、これは僕の推測ではありませんが、

これから人口はどんどん減少すると言われています。

これは、人口が全体的に減少していくということではありません。

超少子高齢社会がやってくるのです。

人口を支えるのは65歳以上の人口となり、

0歳〜15歳までの年少人口と、

16歳〜65歳までの生産人口は極端に減っていきます。

特に、2045年には65歳以上は長生きするのでほぼ変化はなく、

少子化で子どもは生まれずに年少人口、生産人口は激減します。

これは、国立社会保障・人口問題研究所がまとめているデータを読み解けば分かることです。

少子化の影響は、いろいろあると思っています。

一般的に、晩婚化、非婚化が進んだこと。

結婚しない自由が市民権を得はじめたこと。

子どもを産まない夫婦の選択も受け入れられつつあること。

純粋に将来への不安。

経済的な不安。

枚挙すればいとまがなくなっってしまうほどです。

その1つに、学校教育の保健や思春期教室のインパクトもあるのではないかと思います。

「望まない妊娠をしてはいけない。」

大事なことですが、恋愛すれば、体を求められて、

好きだから断れないのならば、恋愛をしなくてもよいと思っていたり、

そういうことを考えるのが面倒なので恋愛をしたくないなど、

いろいろあるんじゃないかなぁと思うのです。

それほど、学校で学んだことが尾を引くとは思っていませんが。

テレビドラマでも、コテコテの恋愛ドラマも人気がなくなってしまいました。

僕が小・中学生の頃なんて、「トレンディドラマ」「月9といえばラブストーリー」だったので、

現在の月9には少し違和感を覚えます。

ヤマアラシのジレンマのように、

お互いが傷つけ合わないように、空気を読みすぎて、

恋愛から離れてしまっている子どもたちがいるように思います。

さて、恋愛が素敵で、結婚も素敵なことだと、どれくらいの親や大人が話すことができるでしょうか。

照れ臭いし、恥ずかしいからなかなか話せないかもしれません。

もし、あなたが自分の子どもに結婚してほしい、孫の顔がみたいなどと思うのであれば、

僕は「婚活教育」が必要になってくると思うのです。

恋愛の楽しさ、結婚の素敵さ、そして、妊娠・出産の奇跡。

これだけではなく、少子化で結婚相手として選べる数や出会いが減っていく中で、

どうやって結婚相手を見つけるのか、

「婚活」についての知識を身につけることも重要になってくるのではないでしょうか。

僕としては、僕たち夫婦のように、

学生時代に良い人を見つけてほしいなと思っています。

また、もう少しすれば、婚活のこともしっかり教えていこうと思っています。

今の世の中は情報戦です。

情報をいち早く手に入れて動いた方が動きやすいのです。

学校ではおそらく婚活教育なんてできないでしょう。

学校は先に起こるだろう不幸や不安を取り除くのが仕事です。

しかし、それだけではバランスが取れないので、

家庭で結婚について話す必要があるように思うのです。

これから、本当に少子化が加速的に進む中で、

婚活教育はとても重要な分野になってくると考えています。


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