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【もう少し】の婚活心理

  • 婚活先生
  • 2017年5月13日
  • 読了時間: 8分

結婚するという意識の有無

結婚を意識せずに出会うことと、結婚を意識して出会うことには、

心理的に大きな差が生まれます。

それこそ、婚活心理すべてのコアといえます。

結婚を意識せずに出会って結婚に至る場合、

それは、結果としての結婚です。

現代では、結婚しない自由もあるので、

意識せずに出会って、

交際に至ったとしても、

お互いの結婚への意識が一致しないと、

せっかく交際して、結婚を意識してしまっても、

成就しない例も少なくはありません。

結婚を意識せずとも、

【いい人】と出会ったら、結婚したい人のいれば、

【いい人】と出会っても、結婚までは必要ないと考える人も増えているのです。

対して、

結婚を意識して出会えば、

交際まで発展して、意気投合すれば、

結婚への意識は一致しているので、

「結婚しない主義」「今はそんな気分ではない」

といった理由で、結婚を断られることもないでしょう。

お互いが【いい人】と出会ったら、結婚したいと思っているので、

いざ、結婚と思った時に断られることがないので、

結婚という目標は達成されやすいですし、

結婚を意識している人は、

「結婚しない主義」の人はタイムロスなのです。

 

結婚を意識するからこそ難しい

結婚を考えている人にとって、

婚活は、結婚相手を見つけるための近道のように思います。

実際に、早くに結婚相手を見つける人もいますが、

なかなか【いい人】が見つからない人もいます。

婚活してもなかなか【いい人】を見つけられない状態を、

僕は【婚活迷宮】と呼んでいます。

 

「もう少し」という意識が「迷い」を生み出す

結婚を意識するということは、

つまり、婚活をするということは、

結婚生活をイメージして活動するということです。

これ自体はまったく悪いことではありませんし、

せっかく、婚活をしているわけですから、

自分にとっての【いい人】と結婚することが大切なことです。

結婚する理由はなんでしょうか?

・結婚して幸せになりたい

・この先、ずっと一人だと寂しい

・子どもが欲しい

・なんとなく、結婚願望が芽生えた

などなど人それぞれですが、

結婚するからには、

「幸せな結婚生活」をデザインするのは当たり前のことです。

結婚は人生の大きな選択の一つとして挙げられます。

離婚するだろうと思う人と結婚する人はほとんどいないでしょうから、

生涯のパートナーを選ぶと考えれば、大きな選択と言えってもなんらか過言ではないのです。

 

家を買うことと、結婚相手を選ぶのは似ている

ここでは、自宅の購入を例に説明しようと思います。

自宅を購入する人のほとんどが金銭的なものもあり、

自宅の購入を意識して行動するはずです。

まず、考えるのは、

『その家で、どういった生活を送るのか。』

ではないでしょうか?

家族構成の予定、使いやすさ、どうしても妥協したくない部分、

職場との距離や予算など、

【生活が豊かに過ごしやすく】なるように、

いろいろ想像するはずです。

自由設計で建てる場合は、

土地がないのであれば、土地から探し、

設計士さんを選び、

設計士さんと何度もミーティングを重ねて、

建築法や強度、予算などで、

妥協しながらも納得した家を建てていくわけです。

建売の場合は、

土地が気にいるか、デザインが気にいるか、

それとも予算と照らし合わせた価値で決めるのか、

すでに出来上がっているものなので、

妥協するところが多くなるかもしれません。

「家を買う」という行為は、

予算の制限さえなければ、妥協する必要はほとんどないでしょうが、

どうしても予算の都合に合わせて妥協せざる得ない部分があるように思います。

家を買うときだって迷いがないわけでありません。

しかし、どこかで妥協して購入を決断するか、

予算内で自分の好みの物件が現れるのを待つしかないように思います。

しかし、家を建てたいと思う気持ち生まれてからは、

ある程度の期間で買いたいと思うでしょうから、

予算と時期を照らし合わせて折り合いをつけることもあるかと思います。

僕の兄の話になりますが、

妥協したくなかったようで、

場所探しから、設計士の決定、デザインの決定など数年を費やしましたが、

予算と照らし合わせて、すべてが満足するものではなかったにしろ、

十分に満足できる自宅を完成させました。

 

婚活と何かを購入するということの違い

婚活は結婚後の結婚生活を想像して活動するところは、

自宅購入とよく似ています。

しかし、自宅を購入する場合、

予算との折り合いでどこかで決断することになります。

つまり、どこかで予算内に納めるための妥協を覚悟しています。

しかし、婚活は、

お金を払えば、支払ったお金に見合う人を紹介してくれるサービスではありません。

もちろん、予算の多い少ないに関係なく、

あなたの希望にそうような相手を紹介してもらうこともできますが、

一からつくりあげるわけではなく、

ある意味、建売と同じで、

紹介できる人の中で、最もあなたの条件に近い人しか紹介できないことは、

賢明なみなさまには想像がつくのではないでしょうか?

希望にそう人も、紹介でいる人の中にいないものは紹介できないのです。

自宅購入の場合は、

自分の支払える予算をあらかじめ決めて購入するわけですから、

予算を大幅に超えるようであれば、妥協するしかないという前提条件があります。

買い物する場合はすべてそうでしょう。

例えば、バッグが必要で、買い物に出かけた際に、

バッグにかけられる予算をあらかじめ決めていなくても、

値札をみて、支払える予算かどうか、

価格と価値が見合っているか、

少し予算オーバーでも買っていいと思うか、

諦めて、予算に見合う別のバッグに妥協するか、

予算に見合って、自分の納得できるものを待つか、

多くの場合の選択肢はこれくらいでしょう。

婚活と何かを購入する場合、

・お金をかければ気に入ったものが手に入るか入らないか

・そもそも妥協する準備があるかどうか

この2点が大きな違いになるでしょう。

 

婚活は一般的なサービスとは違う

妥協を勧めるつもりはないですが、

あなたの条件に合った人と出会うためには、

「活動費」よりも「時間」の方がかかります。

そして、妥協できないからこそ【婚活迷宮】に迷い込んでしまうのです。

せっかく婚活するからには、

『できるだけ【いい人】と結婚したい。」と思うのは当然のことです。

しかしながら、ない袖は触れないように、

あなたの条件にぴったり合う人と出会うのは困難といえます。

もちろん、長く婚活を続けていれば、

文句のつけようもないような【いい人】と出会えるかもしれませんが、

年齢が重ねるにつれ、その【いい人】に選ばれないの可能性もあります。

婚活は、

一般的なサービスと同様に、

予算に応じたサービスを提供してくれることがほとんどですが、

しかし、婚活は【いい人】を斡旋することがサービスではなく、

あくまでも「出会いに関わるサービス」であり、

商品のように【いい人】を提供するサービスではないことを理解しておくと、

活動がしやすくなるように思います。

 

「もう少し」という意識が生み出す婚活迷宮

婚活をはじめると出会いは提供されても、

あなたにとって【いい人】が提供されるとは限らないということです。

もちろん、できるだけあなたの条件に見合った人を紹介してくれるわけですが、

それは、あくまでも紹介できる人の中での話なのです。

婚活パーティーに参加すれば、出会いはたくさんありますし、

婚活もーるの会員になれば、各駅停車と言って、

たくさんの出会いの機会を得ることができます。

しかし、ここで生まれるのが「もう少し」の婚活心理なのです。

婚活するからには、「もう少し」【いい人】を選びたいのは当たり前のことです。

ですが、ここが【婚活迷宮】の落とし穴なのです。

現時点で【いい人】に出会ったとします。

そうすると、

『もしかしたら、もう少しいい人と出会うかもしれない?』

という心理が動きはじめます。

たくさんの出会いを経験すれば、

きっと【もっといい人】がいるだろうと期待してしまうのです。

そして、これが一度はじまると、

もう【婚活迷宮】に迷い込んでしまっています。

『ちょっと違う気がする。』

『もう少しいい人がいるかも…』

『あの人と比べるとこの人はここが足りない。』

などなど、

もう少し【いい人】を探しはじめると、

誰にでも長所短所があるわけですから決めきれなくなります。

 

「もう少し」の【婚活迷宮】から抜け出すには

もう少しの【婚活迷宮】から抜け出すには、

覚悟を決めて、いろんな人とデートしてみることです。

その中で、気の合いそうな人と一緒に【豊かで幸せな結婚生活】を築こうと決断することです。

この辺りは、自宅の購入に似ているのです。

予算と照らし合わせて、自分の中で納得して決断して、

この家で一生を過ごすことを覚悟するのです。

結婚に大切なものは、

用意されている【豊かで幸せな結婚生活】をセットで手に入れようとすることではなく、

【豊かで幸せな結婚生活】をパートナーと共に一緒に築いていこうという、

納得と決断と覚悟なのです。

・早い段階で判断しない。

・相手の良いところを見つけていく。

・お互いにしっかり向き合える相手を見つける。

この3点がとても大切なのです。

「もう少し」という婚活心理の結果、

「逃がした魚は大きい」ということもありますが、

その時点で、すでにご縁はなくなっているのです。

そんな後悔をしないためにはも、

出会えたことに感謝して、

相手の短所ばかりに目を向けるのではなく、

長所をたくさん見つけることの方が、

その後の結婚生活を豊かにしてくれるはずです。

【婚活迷宮】に迷い込んで、ステキなパートナーを逃してしまわないように、

その「もう少し」は本当にどうにもならない「もう少し」なのかを、

よく考える必要があるのかもしれません。


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