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結婚市場を読み解く

  • 婚活先生
  • 2017年5月17日
  • 読了時間: 6分

未婚の男女が取引される3つの市場

森川友義さん著作「結婚しないの?できないの?」の中に、

「結婚市場」という言葉が用いらているので、

ここで少し結婚市場を読み解いてみたいと思います。

森川さんの述べる「結婚市場」とは、

「恋愛市場」「結婚市場」「浮気市場」の未婚の男女の恋愛・結婚関係を3つに分類し、

「恋愛市場」は意図的に無意図的に関わらず、強制的に参加させられるもので、

「浮気市場」は遊びであり、短期保有が目的であり、

「結婚市場」は長期補修する相手を選ぶ市場と述べています。

恋は落ちるので、

恋をしないと思っていても、

恋愛ははじまってしまうかもしれない。

それこそ、小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」なので、

予測不可能です。

槇原敬之さんの「もう恋なんてしない」という曲のタイトルに対して、

歌詞では「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」と言っているのが、

まさに、誰でも落ちる可能性がある恋愛市場です。

恋に落ちて、うまく交際に発展して、

結婚を意識するタイミングが重なれば、

そのカップルは無事、結婚へと至るわけです。

この際、どちらか片方だけが結婚市場に進んでいては、

ミスマッチが起こって、結婚不成立になります。

結婚には勢いだけではなく、タイミングがとても重要になります。

 

結婚市場の動向を探る

2015年に行われた国勢調査の結果を元に、

沖縄の結婚市場を読み解いていきたいと思います。

当時の20〜24歳の調査結果では、

未婚率は、

男性で90.6%で女性が86.0%になっていて、

未婚率は、全国で一番低い値を示しています。

裏返して、100から未婚率を引いて、「結婚経験率」とするならば、

男性は9.6%で、女性は1割を超える12.0%となります。

沖縄は早婚が多いと言われるのはこのためです。

初婚平均年齢と比べて、早い遅いが話されるので、

現在、男女ともに、初婚平均年齢は30歳前後ですから、

20〜24歳での結婚は早いと言えるのかもしれません。

20〜24歳までの結婚については、

学生時代を含むことから、

なんらかの出会いの機会、共有できる時間が長いため、

恋愛からそのまま発展した結婚が想定できます。

 

各世代でどれくらいの人が結婚を経験するのか

未婚率は各世代ごとの結婚経験の有無を表したものなので、

5際区分の各世代の未婚者の率であって、

累積の数値ではないのですが、

累積と考えた場合、各世代でどれくらいの人が結婚経験者となるのかを、

本来は、 差をとっても正当な数値にはならないことがを前提として、

世代間での差をとってまとめてみました。

40〜44歳で結婚経験のある男性は69.7%で、

その前の世代となる35歳〜39歳の65.4%というまったく別の母集団ではありますが、

40〜44歳の結婚経験率から35歳〜39歳の結婚経験率から引くことで、

みかけにはなりますが、40〜44歳でどれくらいの人が初婚を迎えるのかをまとめました。

なので、あくまでも参考程度にしかなりませんので、ご配慮ください。

「結婚経験率」の推移を見ると、

男女ともに25歳〜34歳で20%の人が結婚していく様子が分かります。

男性は、25〜29歳で一気に上昇し、30〜34歳で微増のあとに、

20〜24歳の世代と同じか、それ以下の値になっていきます。

女性は、25〜29歳で男性と同じように上昇しますが、

30〜34歳では、高い値ではありますが、減少していく様子が伺えます。

ちなみに、2015年の国勢調査時の男女ともに、

50〜54歳の結婚経験者の方が、45〜49歳の結婚経験者より多いというのは、

まだ、世話焼きの方々が手腕を振るわれていた結果かもしれません。

 

なぜ、このような傾向が生まれるのか

若者の恋愛離れが叫ばれていますが、

そういう部分がないとは言いきれませんが、

この数値やグラフの動きを見ている限りでは、

若者はしっかりやることはやっているように思えます。

特に、沖縄で本格的に婚活に参入してくるのは、

男性で35歳前後、女性で30歳前後です。

もちろん、それよりも早い人もいれば、

それよりも遅い人もいますが、

徐々に本気度が高まったり、焦りを感じはじめるのが、

『まわりの【いい人】がみんな結婚してしまった。』

と感じたからかもしれません。

カップルのどちらかに肉食系が存在しないと、

恋愛にも結婚にも至らない可能性があります。

10代・20代のうちに結婚するのは、

おそらく肉食系同士か、肉食系に狩られた草食系ではないかと思います。

そうこうしているうちに、

狩られそうになったけど逃げ切った草食系と、

狩られることもなく安全に過ごした草食系が30代に溢れるかえることになるのです。

35歳は、サファリパークの草食動物ゾーンにいるのと同じで、

いつか肉食系の王子様・お姫様がやってくるかなと思っていても、

その結婚思考が高く肉食系の王子様・お姫様はもうすでに誰かと結婚していると想定できます。

 

結婚式のウェーヴ

最終学歴にもよりますが、結婚式のウェーブが3度あると考えています。

第1のウェーブは、25歳前後、

高卒ならば、結婚式などの予算もたまり、付き合っている異性と身を固める時期。

この時期は、学生時代の付き合いや友人の紹介などでの恋愛を経て結婚するカップルが多いことが想定できます。

第2のウェーブは、30歳前後、

20代のうちに結婚しておきたい、出産などを考えた男女が結婚する時期です。

仕事も比較的に落ち着いてプライベートな時間も持てるようになる時期でもあります。

最後の第3ウェーブは、35歳前後、

いずれ【いい人】と出会って結婚できるだろう思っているうちに、

30代に入って、積極的に婚活をはじめた人も多くなることが予想されます。

これらは推測に過ぎませんが、

結婚式が固まる時期はなんとなく想像はできるんじゃないでしょうか?

同時期になるにはなんらかの理由があるはずなのです。

 

行動しなければ結婚が難しい時代へ

冒頭で紹介した森川さんは、

「女性のモテ期は24歳まで」と紹介しています。

待っていても声をかけてもらえるのは24歳までで、

それ以降は、モテ期を待ってもやってこないと警鐘を鳴らしているのです。

結婚市場に早めに参画せねば、

よほど容姿が素晴らしいとか、経済力があるとか、

なんらか相手にとってメリットとなる何かがなければ、

なかなか結婚が難しい時代になっています。

1980年代の「皆婚時代」を支えたのは、

親族や世話焼きのおじさん・おばさんが底上げしていたからで、

今は、恋愛や結婚の話題をしたら、セクハラ・パワハラ・ソロハラと、

ハラスメントと受け止められる可能性も生じています。

結婚したい人は結婚する意思表明をするなり、

婚活に参加することで、自分がまず積極的にならなければ、

生涯のパートナーを見つけづらい時代になってしまったのです。


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