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【出会いがない】という婚活心理


時代とともに変化したもの

未婚化の時代、

「出会いがない」というキーワードをよく耳にします。

実際問題、仕事で職場と家の往復や、

固定した友人たちと過ごす時間が多かったり、

職場に新しい社員が入ってこなかったりと、

それこそ、バブル全盛期と比べると出会いの少ない時代になったと言えると思います。

しかし、

悪名を轟かせた出会い系といったように、

リスクはあるものの出会うためのきっかけは増えたとも言えますし、

今では、ネット婚活や出会いのためのアプリのある時代ですから、

出会いの機会よりも、出会うための余裕が減ったような気がしなくはありません。

 

本当に出会いはないのか

恋人がいないフリーの人や、婚活者の人に話を聞けば、

「出会いがなくて…」

という言葉が返ってくることも少なくはありません。

本当に出会いはないのでしょうか?

大事なポイントは、

「【いい人】との出会いがない」

ということだと思っています。

生活していれば、食料品を買ったり、遊びに行ったりと、

お客さんはいなくても従業員さんはいるわけです。

「従業員は、従業員でしょ!!」

という人もいるでしょう。

そして、

「そんな人が結婚相手になるとは言わないし、出会いではない。」

という人もいるのかもしれません。

 

袖触れ合うも多少の縁

出会いという言葉を広義的な意味合いで捉えれば、

独身者と出会う可能性はたくさんあるのです。

「ナンパ」はその出会いをすべて縁にする方法です。

通りすがる人すべてが縁であり、出会いなのです。

横暴の発想かもしれませんが、

「第一印象」の婚活心理でも述べましたが、

【第一印象ほどあてにならないものはない】のですから、

第一印象で、

『この人は、自分の結婚相手ではない。』

と思った人と赤い糸は結ばれているかもしれないのです。

もちろん、赤い糸だって見えないので、

結婚して初めて赤い糸で結ばれいたのかな?

運命の相手だったのかな?と思う程度です。

「出会いがない」という人は無意識的に出会いを拒否している

人間の脳には興味のあるものに反応する機能があります。

例えば、自分の欲しいものを周りの人が持っていたら、

人は、こう言うのです。

「みんな持っている。」

自分に賛同してくれる人が3人ほどいても一緒です。

「みんなそう思っている。」

友人と歩いていて、

友人の興味のあるものを友人が見つけても、

自分に興味がなければ、

友人に声をかけられて、初めてあることに気がつくこともあります。

人間の感覚とはあやふやなもので、

自分の興味のあるものには注意を払い、

自分に興味のないものには無関心になりがちなのです。

つまり、

「出会いがない」と意識すると、

「出会いがない」=「自分の周りには【いい人】はいない」と思い込んでしまうので、

そこにいい出会いがあったとしても、見逃してしまいます。

 

ステルス機を認識できない心理

軍事レーダーに探知されづらい戦闘機としてステルス機が有名です。

この戦闘機は目視でも認識されないことが知られています。

人間は思い込みの生き物でもありますから、

『戦闘機とはこう言う形だ。』という認識を持って、

戦闘機を探しますが、

ステルス機は、一般的な飛行機の形状とずいぶん違うために見逃しやすい心理効果を狙って、

独特の形状をしていることが知られています。

探していたものが、目の前にあったのに気がつかなかったという経験はないでしょうか?

もしくは、色違いで想定していたために、目に入らなかったなど、

人間の脳は必要なものだけを見るように作られているのです。

さて、ステルス機との関係ですが、

もし、あなたに「あなたの好み」が明確にあるのであれば、

「あなたの好み」である人以外は、ステルス機と同様になります。

例えば、

女性のロングヘアが好きな男性はロングヘアの女性に自然に目が行きがちで、

逆にショートカットが好きな男性はショートカットの女性に目が行きがちになります。

そして、目に行かなかった女性と話してみれば、

【相性のいい人】だったかもしれないのに、そのチャンスを逃してしまっているわけです。

顔のパーツや身長などを変えることがなかなかできなくても、

スタイルや髪型や化粧などで変えることができる部分はたくさんありますし、

裏を返せば、その部分は容易に「好みのタイプ」でなくなる可能性も秘めています。

結婚した瞬間のままに時間が止まるわけではありません。

必ず、年齢とともに容姿は変化していきますので、

本当に「第一印象」など結婚にとって意味がないのです。

 

すべてが意味ある出会いだと勘違いするくらいがちょうどいい

【条件】や【容姿】の良し悪しはすぐに分かるとしても、

将来、大きく変わる可能性のあるか、必ず変わるものです。

【相性】に関しては、

まったく変わらないとは言いませんが、

ほとんどの場合が、大きく変化することはありません。

ただし、結婚生活をする上で、お互いに成長していくために変わることはあると思います。

変わらないければ、すれ違いが続き、夫婦げんかの火種になるかもしれません。

【相性のいい人】かどうかを知るためには、

付き合えとまでは言いませんが、

同じ時間を共有してみる必要があります。

そうでなければ、相性の良さは分からないのです。

同じ時期に、同じ場所で、婚活するもの同士が出会うというのは奇跡的なことです。

そうでなくても、同じ時間に同じ場所にいるとい事すら奇跡なのです。

 

ポイントは「縁」を感じれるようになるかどうか

同じ時代に生まれ、同様の年代で、同じ目標を持って活動していること自体がとても奇跡的です。

『そうだよなぁ〜。』と思えるか、

『いやいや、そんなの大げさだよ。』と思うかに差が生まれます。

すべての出会いを結婚という枠だけではなく「縁」と感じれるかどうかです。

もちろん、言い訳がましい部分もあっていいのです。

人間は言い訳する生き物ですので、うまい言い訳を考えればいいのだと思います。

『出会いがない』と思えば思うほど、

「出会いがない」を言い訳にしたくなりますが、

しっかりと新しい出会いは生まれているのです。

ただ、それを「出会い」と認識したくないのです。

何度も言いますが、

結婚は【相性のいい人】とするのが一番良いと思っています。

もちろん、結婚してから、徐々に相性を良くしていく努力も必要ですが、

「第一印象」だけで判断する婚活はもったいないと思うのです。

目の前にある出会いに奇跡を感じられる人や、

「縁」を感じるのがうまい人ほど、

「出会いがない」なんて口にはしないのです。

このブログにたどり着いたことも一つの奇跡なのです。


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