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誰も教えてくれない婚活・結婚事情


婚活をはじめる理由はさまざま

・子どもが欲しいから、その前に結婚相手を見つけたい

・仕事だけで生きようと思っていたが、急に結婚したくなった

・老後、1人では寂しいと感じる

・親に急かされて

・【いい人】に出会えればいいなと思って

・出会いがなかった   などなど

人それぞれですが、

やはりというべきか婚活する理由の多くは「子ども」です。

・長男なので跡取りの男子が欲しいが、相手がいないままこの年齢になってしまった

・出産のリミットを考えると、結婚相手が欲しい  などなど

日本では、子どもと結婚はセットですし、

できちゃった婚やおめでた婚などの言い方があるように、

子どもを授かったら、結婚がついてくることがほとんどです。

ちなみに、アメリカでは「shotgun marriage」というそうです。

娘を妊娠させられた父親がショットガンを片手に相手の男性の家に乗り込んだのが由来とか。

「未婚の母」という言葉も耳にはするようになりました。

一時期、アメリカで、女子高生たちが未婚の母のサークルのようなものをつくったことが話題になったこともあります。

『いけない恋の末なんじゃないか』と色眼鏡で見られる状況もあるでしょうから、

市民権を得ていると言い難いのではないでしょうか。

ちなみに「未婚の父」はあまり耳にしないのは、

出産するかしないかの最終判断は女性にあるからかもしれません。

自分で育てる気もないのに、死ぬ思いをして、

結婚もしない男性のために子どもを産もうとは思わないかなと思います。

出産とは命がけの行為だということは忘れてはいけない。

(という話を「母の日」に書いている不思議)

また、特別養子縁組などの制度も整えられはじめて、

なんらかの理由で子どもを授かれない夫婦にとっては救いなのかもしれません。

ちなみにですが、特別養子縁組の場合は、夫婦でなければ「養親」にはなれないので、

「結婚」はここでもつきまといます。

 

誰も教えてくれない婚活事情

受験勉強にしろ、就活にしろ、

学校に通っておけば、

すでにスケジュールは生まれた頃からほぼ決まっています。

いくつかの選択肢があるにせよ、だいたい似たようなもので、

ある意味、ベルトコンベア式に、やらなければいけないものが流れてくるのです。

しかし、結婚は別物です。

【いい人】がいればするし、

結婚したいと思ったら、婚活をする。

婚活のタイミングも結婚の年齢も自分で決めなければいけません。

学校にいた頃とは違い、自分で決められる分、

自分で調べて自分で決めなければいけないのです。

なので、婚活や結婚の事情を知らない人が多いという印象を受けます。

かくいう、僕自身も結婚のことなんて考えることなく結婚したので、

婚活・結婚事情を知らなかった1人です。

 

誰も教えてくれない妊娠・出産の話

「結婚適齢期「という言葉が死語になりつつあり、

僕は最近、「妊娠適齢期」という言葉を使い始めました。

沖縄の不妊治療の第一人者ともいうべき「佐久本哲郎」先生は、

「出産適齢期」という言葉を使われていらっしゃいます。

ちなみにですが、

我が家の第一子である長女は、佐久本先生の元に通って授かりました。

結婚はいつでもできるから、結婚適齢期はナンセンスだと思っています。

実際に、60歳を超えてから結婚される方もいるわけですから、

確かに歳を重ねると結婚が難しくなる可能性はありますが、

年齢を結婚を諦める理由にする必要はないのです。

 

妊娠適齢期とは

妊娠適齢期とは、生物学上の妊娠・出産の適齢期を指しています。

初産婦の出産で、

日本産婦人科学会では35歳以上、

日本医学会では40歳以上を「高齢出産」と呼び、

出産にリスクがあるとしています。

佐久本先生も、妊娠自体が難しくなる年齢として、

35歳と話されています。

「不妊」「不妊治療」という言葉もだいぶ、耳馴染みが出てきたように思います。

「不妊」と聞くと、女性特有のものの印象がある人も少なくはないんじゃないでしょうか?

「妊娠」をするのは女性ですから、不妊と女性を結びつける人は少なくないでしょうが、

男女ともに不妊症の割合はほぼ同等であり、

35歳から、精子も卵子も劣化すると言われています。

もちろん、35歳以上もしくは40歳以上になると妊娠・出産できなくなるということではなく、

徐々に妊娠の可能性、無事に出産できる可能性が低くなり、

そして、妊娠・出産時の母子のリスクが高まると言われています。

今、35歳以上だからと言って、悲観しすぎる必要はありませんが、

可能性を知っておくことも大切だと思うので記載しておきます。

とはいえ、

世界的なシンガーのジャネット・ジャクソン氏が、

50歳で第一子を出産した報道が多くの女性に勇気を与えてくれたようにも思います。

 

学校で指導されるのは妊娠予防

学校で保健の授業や、「思春期教室」というような名前で、

性教育がまったく行われないわけではありませんが、

どちらかといえば、多感で好奇心旺盛な時期に、

「望まぬ出産をさせない」といったような予防の意味合いが強く、

妊娠適齢期の話はあまりされません。

そして、ある程度の年齢に達した女性たちが、

「妊娠適齢期」らしきものを耳にすることになるのです。

 

婚活のタイミングを知る機会がないという問題

学校にいる間は、受験のタイミングや就活のタイミングを教えてくれる人はいても、

婚活のタイミングを教えてくれる人はいないのです。

高齢出産を経験した人の中には、

「もっと早く子どもを産んでおきたかった」という人もいます。

理由は「子育ては体力だから」というものだったり、

「子どもの大学卒業のタイミングと仕事」のことを考える人が多いようです。

受験や就活は、望まずしても時が経てば、向こうからやってきて、

それなりの準備ができましたし、

その時期になれば、結果の良し悪しに関わらず通過していくものですが、

「結婚」に関しては、誰も計画を経ててくれるわけでもなく、

誰も「婚活は今からスタートです」なんていってくれないのです。

そして、婚活という活動をはじめたからといって、

受験のように期日が決まっているわけでもなく、

就活のようにある程度の活動期間が決まっているわけでもなく、

婚活の仕方を教えてくれる人も自分で探さなければ見つかりません。

 

婚活をしはじめて、まず直面する壁

婚活をはじめる人が、特に結婚相談所に入会して、

一番はじめに直面する婚活の壁が、

「婚活をはじめても、すぐに結婚相手が見つかるわけではない」ということです。

今まで、受験でも就活でも、

一定の活動をすれば、一定の期間の間に結果が出ますが、

婚活に関しては、相手のいるものなのでその結果がすぐに出るとは限らないのです。

婚活、特に結婚相談所に入会する場合は、

さまざま婚活イベントの末に、

望みをかけて来る人が少なくはありません。

「結婚したい」「子どもが欲しいので相手を探している」という理由とともに、

「時間がない」と感じている人も少なくはないので、

すぐに成果が出ないという壁はかなりのインパクトがあります。

この世の中のサービスのほとんどが、

お金さえ支払えば、

望みの商品を手に入れることができたり、

必要なサービスを受けたりすることがすぐにできますが、

結婚相談所のサービスは、

あなたにあった結婚相手を陳列して、そこから選んでもらってめでたく結婚するサービスではなく、

あくまでも、相性が良さそうな人を紹介したり、出会いの場をつくったり、

出会いや交際がスムーズにいって結婚してもらえるようにサポートしたりすることです。

普通の買い物と違って、

婚活の場合は、気に入った相手がいても、相手の方がノーという場合もあるのです。

普通の買い物では、商品が「あなたには使われたくない」と言われることはないですが、

婚活は、お互いの納得することがあるので、

あなたが選ぶと同じように、相手も選ぶことができるのです。

このギャップもインパクトがあるようです。

 

婚活適齢期

婚活の文化はまだ新しく、知られていないことばかりです。

そして、多くの人が「結婚したい」「子どもが欲しい」と思ってから活動するので、

焦ってしまいがちになります。

そうすると結果が出ないこと、誕生日がきて年齢を重ねることが辛くなってしまうのです。

少し逆算して、妊娠適齢期を元に婚活適齢期を考えてみようと思います。

とはいえ、婚活適齢期を超えているからといって、

「婚活しても無理だ。」なんて言うつもりはありません。

苦労はするかもしれませんが、可能性がまったくないと言うわけではなしですし、

逆算して出した年齢以上の人でも、

NPO法人婚活もーるで、ご成婚されたカップルもいます。

ただ、できるだけ苦労を少なくして、ライフプランをイメージした例でしかありません。

結婚はお互いが納得していれば良いのです。

まず、何歳くらいで子どもが欲しいかを勝手に設定します。

2人3人欲しいとなると、30歳くらいが目安になるかなと思います。

ちなみに、これは男女一緒ですので、女性だけの話はしていません。

そうなると、大人の恋愛だと出会って1年以内くらい結婚すると考えれば、

29歳では結婚を前提とした恋人が欲しいところです。

交際に発展することを考えて、結婚相談所で婚活をはじめるとなると、

2年ほど期間が欲しいところです。

正直なところ、3年くらいはみて欲しいところですが、

「若さ」と言う武器もあるので、2年としておきます。

そうすると、婚活適齢期は27歳くらいでしょうか?

早いと感じる人もいるかもしれませんね。

しかし、これが現実なのです。

27歳で特定の恋人がいないのであれば、

仕事と家の往復をしていたら出会いがないまま過ぎ去っていくのです。

 

モテ期は神話でしかない

「結婚しないの?できないの? 森川友義著」の中には、

女性の「モテ期は24歳まで 」と述べています。

結婚するにあたって、元夫と出会った年齢で24歳が最も高く、

それを理由に、24歳以降は、

モテる人は、モテ期などなくモテるし、

モテない人は、モテ期などやってこないと述べているのです。

真実はいかに?

といったところですが、

25歳を超えて、「モテ期がやってくるかもしれない」と言う幻想は、

少し横の方に置いておいた方が良いのかもしれません。

つまり、24歳までに、出会いのイベントに参加していれば、

うまくいけば、告白してくれる男性がいる可能性があるかもしれないと言うことです。

では、婚活は早い方や良いようにも感じます。

しかし、今の婚活の年齢層は、30代・40代が多くなっています。

年の差婚と騒がれることがありますが、

平均で見ると、男性が年上の2歳差が最も多く、

年齢の近い人と結婚する傾向があるので、

23歳だけど、早めに婚活して、必ずステキな結婚をしたいと意気込んでも、

相手がいない日々が続くといった悲しい日々が続く可能性があるので、

27歳になるまでは、

合コンのような、結婚まで行かずとも、男女の出会いのある場所に行ってみるのも良いように思います。

そこで、【いい人】に出会えれば最高です。

自分の結婚したい年齢があって、

ちょうどいい人がいないのであれば、

27歳あたりから、

婚活に関するイベントに参加しつつ、

結婚相談所に話だけでも聞きにいくだけで十分に情報収集できます。

何よりも知っておいて欲しいのは、

思ってすぐ結婚できるとは限らないのが婚活

だと言うことです。

このことを知らないまま、婚活をはじめると、

なかなか前進しない活動が辛く苦しいものになってしまう気がします。


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