みんな、当たり前のように結婚すると思っている
- 婚活先生
- 2017年5月15日
- 読了時間: 5分
沖縄人口増加計画って知っていますか

どれくらいの人が知っているのかが定かではないのだけれど、
沖縄県には、「沖縄人口増加計画」 がしっかりと策定されている。
なおかつ、実は啓蒙活動用のテレビ番組も2年連続で制作されている。
と制作されているけれど、
このHPくらい見つけるのが困難な気がしなくはない。
高校生は結婚することを当たり前のように考えている
2016年のかふ〜かふ〜の、
第3回「結婚・妊娠を中心としたライフプランについて考える」では、
高校生が授業の中でライフプランについて考える授業が紹介されているのだけれど、
当たり前のように「結婚」が予定されている。
沖縄で優秀な高校に通う子どもたちなので、
もしかすると、明るい未来を考えやすいのかもしれない。
高校生ですでに「絶対に結婚はしたくない」と思っている子どもだっているかもしれない。
結婚はそれほど身近である。
なぜなら、ほとんどの子どもが家庭で育つから、
生まれた時から当たり前のように家庭がある。
だから、自分もおそらく結婚して家庭を持つのだろうと想像することは容易だ。
しかしながら、結婚はそう簡単にできるものでもない
婚活している人は身にしみて分かっている。
自分も親のように、いずれ【いい人】と出会って、結婚するのだろうと、
さすがに、この頃から婚活を考えている子どもは少ないだろうと思う。
婚活をはじめるタイミングの多くが、
『あれ?このままじゃ【いい人】と出会えそうにない…』
と気がついた時だ。
時すでに遅しとは思わないけれど、
なんとなく焦りがではじめる。
ライフプランで「○歳くらいには結婚」と気軽に書いても、
それ以前に、結婚相手になる人と出会っていなければならない。
それがたまたま出会った【いい人】なのか、
友達に紹介してもらった【いい人】なのか、
おそらく、婚活なんて想定もしていないだろうし、
すべての人がたまたま出会ってライフプラン通りに結婚できれば誰も苦労しない。
結婚に控えめな「結婚遠慮主義」
高校生の意見でも、一応「結婚」は自分の人生の中のライフイベントとして意識しているようだ。
どうも「結婚」がリアルに変化する時、
「結婚しない」という結婚拒否反応ではなく、
「こんなの容姿の自分には結婚は無理だ。」とか、
「経済力のない自分に結婚は無理だ。」とか、
出会いなどを抜きにして、
「結婚遠慮主義」的な社会人もいるんじゃないだろうかと思う。
ちなみに、高校時代にまったくモテない僕は、
『たぶん、このまま一生独身だろうな。』
と思っていたけれど、
たまたま妻と出会って、結果的に結婚することになった。
ある意味、苦労せず結婚できたことは奇跡的なことだと今では思えるし、
やっぱり結婚して良かったと心から思う。
何かしらの言い訳をして、
高校生の頃のちょっと明るい想像の将来にはあった人生が、
社会人になって仕事と日常生活に追われる中で、
結婚がより具体的になるにしたがって、
責任やらリスクやら子育てやらの妄想を勝手に膨らまして、
「結婚したくないわけではないですが、自分なんて相手にしてもらえないと思うので遠慮します」
みたいな人も増えているような気がする。
1980年の生涯未婚率は、
男性で2.60% 女性で4.45%なので、
「皆婚時代」と言われたのもよく分かる。
ある意味、どんな人だって結婚できたという証明ではないかと思う。
これからゆとり世代・さとり世代の時代がやってくる
あまり世代で批判のようなことは書きたくないが、
ゆとり・さとり世代が結婚を考える年齢に突入してくる。
ゆとり世代
戦後の経済成長期の世代と比較すると堅実で安定した生活を求める傾向があり、
流行に左右されず、無駄がなく自分にここちいいもの、
プライドよりも実質性のあるものを選ぶという消費スタイルをもっている。
(Wikipedia調べ)
さとり世代
「欲が無い」や「恋愛に興味が無い」や「旅行に行かない」などといった事柄が存在する。
「無駄遣いをしない」し「気の合わない人とは付き合わない」傾向が高い。
現実への知識が豊富で、無駄な努力や衝突は避け、大きな夢や高望みが無く、合理性を重視する傾向があるという。
安くてそれなりに質のいいものを好み、コストパフォーマンスを重視する傾向がある。
この世代の若者の特徴として、ボランティアへの意識が高い、消費に執着をしない、などが挙げられるが、
こうした事から、これまでの消費に重きを置く社会から、精神的な豊かさ、幸福感への移行期にあり、
新しい価値を創り出しているとの指摘がある。
(Wikipedia調べ)
まぁ、結婚をコスパやリスクで考えれば、避けたい世代ではないだろうかと思う。
よくよく考えてみれば、この世代のシェアハウスだって増えている。
冒頭の動画の子どもたちは、何世代と呼ばれるようになるかは分からないが、
おそらく、さとり世代になるんじゃないだろうか。
そう考えると、高校生時代にはこれだけ結婚が自然なものなのに、
現実的に考えすぎて頭でっかちになると「結婚」とはコスパが悪いのかもしれない。
裏を返して考えてみる

ネットで見つけられる結婚や家族の情報は偏りがあるだろう。
良い情報もあるけれど、悪い情報の方が圧倒的に多いのがネットの特徴であり、
ある情報に目にやれば、まったく真逆が良いという情報だってあるので、
頭でっかちになると面倒極まりないように感じてしまうだろう。
しかし、しかしだ。
高校時代には、「結婚」をイメージしていて、
現実をみて「結婚遠慮主義」になったとしても、
正しい婚活や結婚の情報があれば、
諦めて済むのではないだろうか。
結婚したいけど、踏み切れない理由があって、
それは考え方だけの問題の場合だってあるだろう。
そんなことを考えれば、
今、婚活をしている人たちは、実際に動いているわけだから、素晴らしいのだ。
Comentários