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【逃した魚は大きかった効果】の婚活心理


完璧な人間などいない

「完璧な人間などいない。」

誰もが当たり前のように知っていることなのかもしれません。

どんなヒーローだって、悪役だって完璧なキャラクターは存在しないし、

ギリシャ神話の神のゼウスだって、結婚・不倫・離婚を繰り返します。

まぁ、冗談のような話はこの辺で置いておいて、

自分を見つめ直しても分かるように、

非の打ち所がない人間なんていないと思う方が気が楽なのかもしれません。

僕としては、

誰かと比べるからこそ、完璧な人間なんていないのであって、

どんな人間でも常に最高のパフォーマンスを発揮してるとは思っています。

詳しくは、

「人はベストな選択しかしない」に書いてあるので合わせて読んでいただければと思います。

 

しかしながら、理性と本能は別物

「完璧な人間などいない。」

なんてことは百も承知なのにも関わらず、

完璧でなくてもいいから【条件】【容姿】【相性】の三拍子揃った人と結婚したいと思ってしまうのは、

仕方がないことなのかもしれません。

結婚する相手はできれば、人生で1人の方が良いと思うのが一般的なのですから、

「パートナー選びを失敗したくない。」

と思うことごくごく当然なのです。

余談ですが、

離婚を経験した人に話を聞けば、

離婚を失敗と捉えている人は少ないように思います。

「これも経験だ。」と切り替えることも処世術の一つと言えます。

結婚する多くの人が、恋愛だけではなく失恋を経験しながら、

交際相手との距離感を覚えていくことがあります。

石橋を慎重に叩いて渡るよりも、

何事も経験だと思って取り組むことも必要なのかもしれません。

とはいえ、

想定できる辛い思いを回避したいと思うのが正直な所のように思います。

頭で分かっていても、気持ちが裏腹ということは人間の性なのかもしれません。

 

石橋を叩いて渡る

理性と本能のバランスがあって、

モテるのになかなか結婚に踏み込めない人の言い分としては、

「出会いがなかった。」

となるのかなと思います。

つまり、

交際に発展するけれど、

【結婚してもいい人】との出会いがなかったということです。

ほぼモテた経験のない僕にとって夢のようなセリフです。

モテる人が結婚できない理由は、

「慎重になりすぎる」ことです。

モテて、交際相手が多ければ多いほど、

比較対象が増えてしまいます。

完璧な人間はいないし、

人それぞれなので、

『あの人のあそこはいいけど、この人のここと比べると良くないなぁ…』

と決定打に欠くようになってきます。

羨ましい話ではありますが、

実際に、モテる人、モテた経験のある人がハマりやすい婚活迷宮です。

 

逃した魚は大きかった

婚活をしていれば、

ある程度の確率で選ばれます。

その確率は本当に人それぞれですが…

やはり、話していて楽しいと感じさせられる人が、

短い時間での交流しかない婚活では、選ばれる確率が上がるように思います。

モテたことのある人はやはりというべきか選ばれる確率は上がります。

まず、異性に対して適切な距離感を知っているからモテるので、

そういった経験値が高いということが考えられます。

モテるにも関わらず、

交際に至っても、

もともと持っている慎重な性格や、

たくさんの異性を見てきたために、

後から、「あの人のあの部分が良かった。」といったように、

【逃した魚は大きかった効果】が起こります。

人間の心理に「無い物ねだり」があるので、

手の届くところにいないからこそ、よく見えたり、

誰かと結婚したと聞いた時に、良い部分が強調されたりと、

「選ぶことができると思っているからこそ、選べない」という心理が働きます。

そうなってくると、

すべての人に良いところがあるわけですから、

【逃した魚は大きかった効果】は蟻地獄のように脱出が難しくなります。

 

幸せになる覚悟

難しいことではありますが、

慎重すぎる自分を知ることと、

勝手に将来を予測しないことが重要です。

考え方はさまざまですが、

将来は日々の積み重ねなので、

日々をどう過ごすかで決まってきます。

幸せになるかどうか判断するのはとても難しいことなので、

判断をするのではなく、

幸せになる覚悟を決めることの方が重要です。

「釣った魚に餌を与えない。」

と言われる場合もありますが、

「釣った魚とどう向き合っていくか。」

がとても大事なのです。

そして、自分も釣られた魚だということです。

結婚を決断するということは、

【いい人】と出会うことではなく、

この人と幸せになる覚悟を決断することでもあります。

幸せにしてもらうだけでもなく、

幸せにするだけでもなく、

お互いに幸せになろう、幸せにしようとする覚悟ができる相手こそ、

結婚相手としての【いい人】だと考えるべきです。


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