結婚とは切磋琢磨
- 婚活先生
- 2017年5月26日
- 読了時間: 4分

結婚のイメージ
結婚の話も書いていこうと思います。
「結婚とは人生の修行」
という人もいますが、
「修行」ってなんだか辛そうなイメージですよね。
「結婚とは人生の墓場」
という表現もあって、
結婚がなんだから辛いもの、人生の終わりのように感じるのはとてももったいないような気がします。
でも、
じゃぁ、上記の表現が分からないかといえば、
まったく分からないわけでもないようにも思います。
「結婚とは人生の修羅場」ではなくて、本当に良かった。
とはいえ、そういった結婚を経験した人もいるかもしれません。
結婚とは新しい人間関係を築くもの
結婚とは、新しい家族という人間関係のスタートです。
すべての人は、
なんらかの家族の一員として生活するわけです。
多くの人が、両親や片親、祖父母など親族とともに過ごすわけですが、
さまざまな事情があっても、なんらかの家族の一員であることに代わりないでしょう。
子どもの頃は、すでに家族や家族ルールが用意されていて、
それが当たり前のように過ごします。
「うちの家だけ?」
というルールがあることを知るのは、
学校などに入ってからでしょうか。
家族の家族だけ多様な家族の形があります。
SMAPの「セロリ」から引用するならば、
【育ってきた環境が違うから 好き嫌いは否めない」
といことです。
つまり、各家族にそれぞれの文化があって、
結婚とは、ある意味で文化交流なのです。
日本という大きな括りはあるものの、
家族という詳細な部分ではだいぶ違う部分があることを、
同棲や結婚することで感じることになります。
結婚するということは、
お互いの家族文化が交流しあい、融合させ合いながら、
また新しい家族を築いていくものなのです。
価値観はバラバラ

夫婦の時は仲が良かったのに、
子どもができたら、ケンカすることが増えたという話を耳にすることがありました。
子どもとは夫婦にとってかけがえのないものです。
だからこそ、
子どもが辛い思いをしないように将来を見据えて教育ママ・パパになったり、
逆に、子どもの自主性を重んじて、自由にさせたりと、
大切な子どもだからこそ、自分が良いと思う考えで衝突してしまうことがあるようです。
僕は教育が専門なのですが、
虐待や育児放棄などでなければ、
子育てに大差はないと考えています。
詳しく話すと長くなるので、また別の機会に。
「子どもにため」という気持ちが同じなのに、その手段選びでいがみ合うのはもったいないので、
お互いに何がメリットでデメリットなのかを話し合って、
お互いが納得する子育てをすることが大切なのではないかなと考えています。
子育てだけではありません、
家事だって、生活習慣だって、
家族の数だけさまざまな家族の形があるわけですから、
どんなに惹かれあったもの同士でも、
「違って当たり前なのです。」
違って当たり前だからこそ、
お互いの価値観を認め合いながら、
歩み寄れるところは歩み寄って、
話し合って、改善できるところは改善していくという「家族を築いていく」という姿勢が大切なのだと思うのです。
一番近くにいる相手の価値観を理解する効能
一番近くにいるからこそ、
自分の気持ちを分かってほしい、受け止めてほしいと思うのは当然です。
無関心な人に同じことをされても何も感じないのが人間というものです。
興味がある関心があるから気になるのです。
一番近くにいる人だから許せないことも、
相手の立場に立って、相手の価値観を理解しようと努めて、
すべてを受け入れるわけではなく、
「そういう価値観なんだね。」
と受け入れる、理解するだけでもずいぶん違います。
別に納得する必要はないのです。
ただただ、そういう人だと理解することからはじまるのです。
甘えたい、頼りたい人の価値観を理解できれば、
おそらく、ほとんどの人の価値観を理解できるようになります。
再三になりますが、別にその人の考え方を理解するだけで、納得する必要はないのです。
僕も納得できない価値観なんてたくさんありますが、
価値観を否定するということはその人の人生観を否定することにも繋がりますし、
ひどい場合は、人格否定にも繋がってしまいます。
それは円滑な人間関係にとって、とても無駄になるものなのです。
一番近くにいる相手の価値観を理解できるようになれば、
人間関係も円満になる可能性を秘めているということです。
自分が歩み寄れるところは歩み寄り、
そうでないところは、明らかに認めてしまうのです。
ある人が、「諦めるというのは、(明ら)かに認(める)」といっていました。
諦めるだけではもったいないですが、
人間関係において、自分のルールばかり押し付けるというのは、
逆の立場になった時に、相手のルールを押し付けられるということですから、
気持ちの良いものではないはずですよね。
結婚という高濃度な夫婦生活を通して、学ぶべきことは多いように思います。
自分の成長のために結婚するわけではないですが、
結婚したのなら、切磋琢磨できる関係であることが理想ですね。
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