【セルフハンディキャッピング】の婚活心理
- 婚活先生
- 2017年5月26日
- 読了時間: 4分

ありのままの自分
婚活をはじめる人の中には、
ありのままの自分を愛してくれる人を選びたいと思う人も少なくないでしょう。
大ブームを起こした「アナと雪の女王」では、
「ありのまま」というフレーズが入った「Let it Go」も大ヒットしました。
偽りの自分よりも、真実の飾り気のない自分を愛してくれる相手の方が、
その後のことを考えれば、「ありのままの自分」を愛してくれる人を、
生涯のパートナーに選べればこれほど幸せなことはありません。
婚活でありのままはNG
さて、ありのままの自分を受け入れて欲しいと思って、
就活の時にあなたは普段着で現れるでしょうか。
冠婚葬祭の時に、礼服を着ることなく参列することはあるでしょうか。
社会に出た時にマナーとして「TPO」を学んだはずです。
時と場所と場合にあった服装や態度、言動に気をつけることです。
ある意味で「空気が読める」かどうかを判断する基準となるということです。
相手の立場になって考える
もし、相手が「ありのまま」の自分を愛して欲しいからといって、
婚活に似つかわしくない服装や態度、言動をしていたとしたら、
あなたはどんな印象を受けるでしょうか。
『場違いな人だなぁ。』
『この人、空気読めないのかな。』
『不思議な人だなぁ。』
と思うかもしれません。
結婚までに少しずつ「ありのまま」のあなたを知ってもらえれば良いのです。
「ありのまま」というセルフハンディキャッピング

ここまで書いたことを当たり前だろうと感じている人は多いでしょう。
なので、ほとんどの人が婚活に適した服装などして参加します。
ありのままの自分で婚活に参加すれば、
なかなか選んでもらえないことは分かっているわけです。
それでも心のどこかで「ありのままの自分」や、
「ありのままの自分」を選んでくれる人じゃないとだめだと思っている人がいないとは言い切れません。
ここに「セルフハンディキャッピング」という心理が働いています。
セルフハンディキャッピングとは、
積極的に言い訳をつくっておくということです。
例えば、テスト前で勉強しなければいけないのに、
テスト勉強をしないこともこの一つです。
婚活においてのセルフハンディキャッピングとは、
婚活で相手に選ばれるような努力をしないことだと言えるでしょう。
つまり、
選ばれなかった理由を、
「自分が努力していなかった。」
もしくは、
「相手に受け入れるだけの器がなかった。」
というための伏線なのです。
言い訳しないような言動をとるよう心がける
セルフハンディキャッピングは積極的に「言い訳」をつくる行為です。
ある意味で、自分の逃げ道をつくっておくことも大切なことですが、
そればかりでは、テストで良い結果が得られないように、
婚活でも良い結果を得ることが難しいでしょう。
なぜなら、初めから自分が傷つかないようにハンディキャップをつくっているのですから、
婚活から逃げているとはいいませんが、
頑張ってうまくいかなかった時に傷つかないようにしているうちは、
選んでもらえる可能性が高まるでしょう。
あなたが頑張った結果、選ばれなくても、
それはあなたの人格を否定するものではありませんし、
あなたを評価するものではありませんから、
選ばれなかったのは【ご縁】だと思うしかありません。
あなたも選ぶのですから、選ばれるのは当然ですし、
どんなに頑張っても選ばれない時は選ばれません。
もっと言えば、頑張らなければもっと選ばれないでしょう。
「頑張ってない自分」を言い訳にすると自分を責めなくて済むかもしれません。
楽な方に逃げ込んで、いつか選んでくれる人を待つよりも、
辛いかもしれませんが、努力してできるだけ早く素敵な人に出会って、
そこから徐々に「ありのままの自分」を見出していけば良いのではないでしょうか。
僕は自分を責めないために言い訳するのは良いと思います。
しかし、それは努力した後の話で、
努力する前から、セルフハンディキャッピングで言い訳をつくって、
得たい結果を遠ざけてしまうことはもったいないように思います。
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