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【二極化】の婚活心理

  • 婚活先生
  • 2017年6月9日
  • 読了時間: 6分

婚姻率は高い沖縄

未婚率が上昇といっても、

男性では4人のうち3人が、そして、女性に関しては、7人のうち6人は結婚経験があることになります。

結婚しても離婚する人もいるし、離婚して再婚する人もいますから、

未婚でなければ、必ずパートナーがいるというわけでもありませんが、

沖縄の婚姻率は全国2位の水準にあります。

離婚率も高いことを考えると、

一度結婚したことがある人はずっと添い遂げるか、

離婚しても再婚してパートナーを見つける人が多いと推測できます。

生涯未婚率は高いのに、

人口1000人当たりの婚姻数を表す婚姻率は高いので、

沖縄の場合、結婚している人が少ないわけではなく、

結婚したことがない人が多いということです。

 

既婚者と独身者の「二極化」

結婚経験の推移を見ると、

およそ25〜34歳までに50%前後の人が結婚を経験します。

34歳までにだいたい60%前後の人が結婚しているので、

39歳までには70%前後になりますから、

「独身の人がいるなぁ。」

「未婚者の人が多いらしいなぁ。」

くらいにしか感じない程度です。

また、既婚者には家庭がありますから、

独身者との生活のすれ違いも生じやすくなります。

結婚すると不自由になるという要因はここでしょうが、

家族と過ごすという選択をするという意味では、

どちらも自由のように思いますし、

独身者には親・兄弟以外の家族と過ごす自由はないので、

自由・不自由で語るのは簡単な事ではありません。

日本では鳥かごの鳥は不自由の象徴ですが、

別の国では危険から身を守られているという観点から安全の象徴であることからも、

価値観の違いによって、受け取り方は変化するのです。

こうして既婚者と独身者のグルーピングされはじめます。

既婚者は既婚者同士との付き合いが多くなり、

独身者は独身者同士の付き合いが多くなるのは、

共通する話題にギャップが生まれることも想像はつきますし、

ある程度の年齢を過ぎたり、

グループの中で既婚者が増えてくれば、独身者の肩身が狭くなる部分もあるでしょうから、

居心地の良いグループに参加することだって十分に考えられるのです。

まず、ここで既婚者と独身者の二極化が生まれます。

既婚者同士で独身者同士で価値観を共有できるので居心地が良いのです。

 

情報収集によって起こる「二極化」

かといって、隔離政策のように、

既婚者と独身者が完全に分かれるようなことはありません。

ここに婚活心理における「二極化」が生じると考えています。

既婚者の話す夫婦の話が二極化するということです。

つまり、

パートナーを褒める人もいれば、

パートナーの愚痴をこぼす人もいます。

独身者が受け取るイメージに、

良い結婚生活と悪い結婚生活が生じる可能性があります。

パートナーを褒める人は基本的に愚痴りません。

たまに、スパイス的に愚痴っても、基本的には褒めるのです。

これは、夫婦円満で羨ましく、そして、そんな夫婦になりたいと思うでしょう。

逆に、パートナーの愚痴をいう人については、

褒めるところは、友人が誘導してくれないとなかなか出てこないでしょう。

そうすると、夫婦仲が悪いのかなと感じてしまうこともあるでしょう。

とはいえ、夫婦の間のことほど他人に分からないものはないので、

夫婦仲がうまくいっていないのを必死に隠しているのか、

愚痴れるほど仲が良いのかは本当のところは分かりません。

それこそ、結婚生活を続けている以上、離婚するほどではないという事ではないでしょうか。

本当に夫婦仲が悪くなってしまったのであれば離婚という選択を選ぶはずです。

婚活をはじめようと思うのと同時に、

必ず「素敵なパートナーを見つけて、幸せな結婚生活を送りたい。」と願うでしょう。

はじめから、最悪な結婚生活を想像するのなら、結婚しない方が良いのですから、

何かしら、結婚が自分に幸せをもたらしてくれるだろうと思って婚活をはじめるのだろうと思います。

そこで勝手にアンテナに引っかかるのは、

「夫婦円満になれるパートナーの条件」です。

パートナーを褒める友人からは、その褒めポイントから条件を選び、

パートナーを愚痴る友人からは、その愚痴りポイントをNG条件とするわけです。

夫婦の間のことほど他人に分からないものはないと述べたように、

褒めている人は褒められるところだけを話すのです。

欠点のない人などいないのです。

逆に、愚痴っている人も、長所を見逃しているのかもしれません。

しかし、耳に入ってくる情報は、

良いパートナーの条件と、悪いパートナーの条件なのです。

できる限り良いパートナーを見つけたいわけですから、

友人の話から、結婚した方が良い人、結婚しない方が良い人を、

あなた抜きで、誰にでも素敵だろう人を想像してしまうのです。

いわゆる「婚活キメラ」はこのように出来上がっていくのです。

 

婚活心理における「二極化」とは

婚活心理における二極化とは、

良いパートナーと悪いパートナーのイメージが二極化するということです。

良いパートナーの情報はとことん良くなり、

悪いパートナーの情報はとことん悪くなるのです。

そうすると、

せっかく婚活するのであれば、

既婚者の友人よりも良いパートナーを見つけたいと思うでしょうから、

かなり好条件の結婚候補しかいなくなるのです。

 

「二極化」に隠された罠

先ほども述べましたが、

パートナーを褒める人は、良いところだけしか言っていないのです。

パートナーの愚痴をいう人は、愚痴りたいだけで、

結婚を続けている場合は、必ずしも離婚秒読みというわけではなく、

愚痴り合いながらも、その夫婦だけの距離感で結婚生活を送っているかもしれないのです。

大事なのは、人の話した意見の一部だけで判断してはいけないし、

あなたにあった相手が、友人のパートナーの良いところを集めた人とは限らないということです。

比べる必要はないのです。

あなたは婚活をはじめ、知らず知らずのうちに素敵な結婚相手の条件を収集しています。

そして、できるだけ失敗しないだろう結婚相手を見つけようとするはずです。

しかし、そんなものは第一印象だけでは分からないし、

人の良さなどは、ある側面だけでは判断できないのです。

もしかすれば、

「家事や育児に積極的で助かる。」

と言っている友人は、DVにあっているかもしれません。

そこまでいかなくても、

僕の場合は、主夫ですので、僕に収入はないのです。

収入はないという欠点と家事・育児をほとんどやるという長所のバランスで成り立っているのです。

それこそが夫婦関係であり、2人で築き上げていくものなのです。

友人の話から「婚活キメラ」を生み出してしまうのではなく、

目の前の相手の良さを見つけることの方が良いのです。

あなたは、情報収集による二極化という「婚活心理」に翻弄されているのかもしれません。


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婚活先生 山下幸二の

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