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ロミオとジュリエットはなぜ結婚できなかったのか?

  • 婚活先生
  • 2017年6月18日
  • 読了時間: 4分

恋愛悲劇の代名詞

「ロミオとジュリエット」といえば、

家柄のために結婚できなかった恋愛悲劇の代名詞とも言うべき、

シェイクスピアの作品で、

全ての流れを知らずとも、

ロミオとジュリエットが結ばれなかったことは多くの人に知られているのではないだろうか。

ロミオとジュリエットは愛し合っていたにも関わらず、なぜ、結ばれなかったのか?

無粋かもしれなが、

婚活と紐付けて論じてみたいのです。

ロミオとジュリエットは愛あっていた。

つまり、婚活心理学で提唱する【三大いい人】である【相性のいい人】だったのだろう。

なので、お互いに結婚したいと思っていたはずだ。

容姿も良かったに違いないし、

お互いに結婚しようと思っていたので、

お互いに受容できる【容姿のいい人】でもあったはずだ。

条件として名家のご子息・ご令嬢なのでこの上なく良い。

これで結婚できないなんて現代ではありえないくらいの【条件のいい人】でもある。

しかし、この【条件】のために、

ロミオとジュリエットの意思とは関係なく、

2人は苦しめられることになる。

つまり、条件の一つの要素であるステータスの家柄に問題があったわけだ。

しかも、当事者の2人とはまったく関係ない親兄弟、親族の都合なのだ。

結婚を許されないと知った若い2人は、

いろいろあって命を失うことになる。

 

不可抗力な条件が2人を苦しめた

ロミオとジュリエットが結ばれなかった要因は「家柄」と言う【条件】であり、

2人の出自に関係があっても、

2人の意思とは無関係な部分である。

ある意味、家柄に囚われずに結婚したいと思える相手に出会えたのは幸せなことであったものの、

それが不幸な展開に発展するからこそ、ロミオとジュリエットは恋愛悲劇なのである。

不可抗力によって結婚できないというのは切ない話である。

当事者同士は、結婚したいと思っていても、周りがそれを許さないというのは、

現代でもないわけではないが、

ロミオとジュリエットのそれと比べれば現代の方がよっぽど自由じゃないだろうか。

 

見えない不可抗力が婚活者を苦しめる

さて、婚活者を苦しめる要因の一つもまた【条件】や【容姿】なのである。

年収や安定した職業かどうか、年齢や身長、見た目、身だしなみなど、

誰しもが好みというものがある。

しかし、現代の婚活者を苦しめている【条件】に関していえば、不可抗力ではなく、

自分自身で決めてしまっていることなのである。

そして、自縄自縛になって、苦しんでいる。

不可抗力ではないように見えて、

実は「見えない不可抗力」も働いている。

それは、まことしやかに囁かれる「幸せな結婚生活のための条件」というのが、

どこかで社会常識としてはびこっている。

結婚は自由だし、結婚相手に求める条件ももっと多様であるはずだ。

だが、

「年収はいくらくらい」

「身長はどのくらい」

「初婚か再婚か」

「年齢は」

「タバコを吸うのか吸わないのか」

「お酒はどれくらい飲めるのか」

などなど、似たような条件が並ぶ。

人間は十人十色だから、これほど似てくるのは本来はおかしいのだけれど、

例えば、

子どもを授かるためとか、

子ども育てるのに関わる費用とかを想定すれば、

自ずと似てきてしまうのだかれど、

その常識とは別のところで上手に結婚生活を送っている人はいても、

それはイレギュラーとして捉えられてしまい、

「みんな言っているから」「周りがそう言っているから」「ネットで調べて」「なんとなく」という感じで、

曖昧な常識が有効な条件にすり替わってしまっているような気がする。

パッと思いつくものは、おそらくすでに耳にしたことある情報で、

実は本当にあなたが欲しているものではないのかもしれない。

実はパッと思いつくものというのは、よく見聞きするものであって、

あまり思考というプロセスを踏んでいない。

誰しもがそう言いそうなことがパッと頭に浮かぶのである。

そこで、パッと思いついたものではないものが、

実は本当にあなたが望んでいる結婚相手の条件かもしれない。

耳障りの良い条件は、無意識に常識的な判断という不可抗力が働いているのかもしれない。

 

【条件】を書き換えることはできる

さて、

ロミオとジュリエットは、当時、「家柄」という絶対的な不可抗力の条件に苦しめられた。

しかし、現代は、なんらかの条件で自分を苦しめる必要はあるのだろうか。

もちろん、婚活をする以上は、希望条件を持つべきだと思う。

誰でも良いというのも失礼だけれど、

その条件をあなたが決めることができるだけ、どれほど幸せなことなのか気がついて欲しい。

見えない不可抗力という常識からくる【条件】に縛られて、

結婚したい相手と結婚できないとか、

結婚したいのに結婚できないのはもったいないではないだろうか。

何度も伝えます。

結婚には、条件:容姿:相性のバランスだと思っています。

そして、僕は【相性】を優先した方が「幸せで豊かな結婚生活」が送れると信じて疑わないのです。

もちろん、どれに重きを置くのか、それ以外に重きを置くのは個人の自由ですが、

自分の価値観で雁字搦めになって苦しむくらいなら、その価値観をもう一度見直す時期にきているのでないでしょうか。

ロミオとジュリエットが、もし、自由に条件を書き換えることができたのなら、

「家柄」という条件なんて無視して、結婚できたんじゃないかなと思う。


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