「親は無くとも子は育つ」のか?
- 婚活先生
- 2017年7月13日
- 読了時間: 5分

子どもと結婚は切っても切れない
本格的に結婚したいと思うきかっけの1つに、
「子ども」というのがあるのではないでしょうか?
実際に、出産・妊娠適齢期が近づいて、本格的に婚活を始める人も少なくはありません。
みなさんが思うような、
『わざわざ婚活までしてまで…』という間違ったイメージを、
乗り越えるきっかけが「子どもを授かれるか授かれないか」ということにあるように思います。
老後の不安や、親の期待などはその次の話で、
純粋に結婚だけがしたいという人もなかなか少ないような気がします。
婚活者の中には、
子どもを授かりたい人と、子どもは諦めている人に二分されるといっても良いでしょう。
やはり、結婚を考えるときには、「子ども」は意識し、
できれば、「子どもが欲しい」という人が婚活に参加することが多いように思います。
育児を心配するから結婚に踏み切れない人もいるのでは…
結婚すると、様々な環境の変化が起こります。
今まで、家族ではなかった人と同じ屋根の下で家族として過ごします。
初婚同士なら、二人きりから、
再婚者の場合は、子連れの可能性もあるでしょうし、
もしかすると、いきなり同居の場合もあるかもしれません。
初婚者にとって、夫婦生活は未知なる体験な訳ですから、
まず、ここで「結婚」という決断をするのに、慎重になりそうです。
その上で、
待機児童問題や児童虐待問題、不登校やいじめ、
沖縄であれば、子どもの貧困問題に、
子どもの教育費など、
子育てに対する不安もあるのではないかなと思います。
また、昨今では、
「親の責任」がとにかく問われるようになってきたように感じています。
そうなると、「親の責任」という重い重いプレッシャーが、
結婚を遠ざけないかなと思うこともあります。
いつのまにか、育児に対して辛くしんどいイメージが植えつけられてしまったように思います。
親は無くとも子は育つ
「親は無くとも子は育つ」と昔から言われます。
結婚や家族の歴史を見てくると、
確かに「親は無くとも子は育つ」のは事実だと思います。
この場合の家族は地域全体を指したり、
親とは生みの親に関わらず、子どもの周囲の大人たちを指したりします。
親が子育てしなくても、
多くの大人や、時には子ども同士で学び合うことで、
親の影響はほぼ無くても、子どもは育っていったように思います。
さて、
最近は、どうでしょうか?
待機児童問題があるにせよ、幼稚園や保育園などの先生に任せることもできます。
小・中学校に上がれば、義務教育ですので、
給食費や教材費などいくらかかかるものの、
親の手を離れて育っていきます。
そういう意味では、現代でも「親は無くとも子は育つ」は通用するように思います。
しかし、
昔ほどの地域の家族化に関しては、
地域力の低下と言われるように、
子育て支援サービスを受ける以外に、子育てするのは難しくなっているのかもしれないなと感じることもあります。
裏を返せば、
地域力の低下が子育て支援サービスを充実させているとも言えるでしょうし、
子育て支援サービスの充実が地域力の低下を招いているとも言えるかもしれません。
とはいえ、どちらが先かという鶏が先か卵が先かの話ではなく、
子育て支援サービスを利用するためには、費用がかかるので、
親は無くとも子は育つというのは難しいのかもしれません。
家庭の事情によって、
児童福祉施設に入所する場合には、
生みの親とは離れ離れになることになりますが、
施設の職員さんの愛に包まれれば、
育ての親はたくさんになるのではないかなと思います。
親は必要だが、プレッシャーを感じなくても良い
人工妊娠中絶など、
望まない妊娠や母体の生命を守る以外で、
子どもを出産して進んで、子どもを手放したいと考える人は少ないはずです。
女性にしてみれば、生命をかけて生命を生み出す作業ですから、
本当に深い事情がない限り、母親が子どもを手放すというのはあまりないことなのかなと思いたい部分もあります。
僕は、子育ての話をすることがありますが、
「子育てはしないで良い。」
を基本として話しています。
細かい話は、またの機会にしたいと思いますが、
しつけをしたり、教えたりと周りの目を気にしたり、
「親の責任」に対して過敏になってしまったりするために、
子育ての責任が重くのしかかることこそが、
子育てにおいて一番良くないことだと考えているからです。
親が健全で心に余裕があることの方が、
たくさんの教育機会を子どもに提供するよりも、
子どもの能力を伸ばすと考えるからです。
「子育ては親の責任」という発想が「親だけの責任」になってしまっている社会が、
なんだか結婚や子育てに息苦しさを感じさせているようにも思います。
子どもはロボットではありません。
プログラミングすれば、教えれば、指示通りに動くモノではないのです。
思考する一人の人間だと考えれば、
親の想像できないことをするのが子どもであり、人なのだと考えています。
子育ての悩みを無料で相談に乗ってくれる場所もあります。
子育てをする中で、同じようなママ友・パパ友だってできますから、
そこでたくさん話して欲しいなと思っています。
おそらくですが、
「子守唄」はあっても「子育て唄」がないように、
子守りという言葉は、昔からあったはずですが、
子育てという言葉は比較的に新しい言葉だと思っています。
漢字のまま解釈すれば、
子どもを見守るだけが「子守り」、
子どもを育てるのが「子育て」。
だいぶ、意味合いが違うのではないでしょうか。
また、何か子育てで困ったことがあれば、
相談に乗っていますので、ご連絡ください。
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