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二分される結婚観

  • 婚活先生
  • 2017年7月25日
  • 読了時間: 5分

結婚しない人の代弁者的な存在の「超ソロ社会」の著者である荒川和久さん。

荒川さんの言葉がすべての独身主義者の言葉ではないにしろ、

堂々と独身であること良さと、

「結婚しないといけない」に苦しめられている人に救いを与えている気はする。

荒川さんは、決して、結婚否定論者ではない。

結婚は自由だからこそ、

結婚しない自由もあるので、

結婚しないという考えも認められるべきだよね。

というもので、決して結婚を否定しているわけじゃない。

そういう意味でも、

多様な価値観が認められるべき社会になっているように思う。

 

未婚の独身者と、離婚による独身者とでは少し結婚観が違うように思う。

沖縄の場合、離婚しても再婚する人が多いので、

離婚率も高いが、婚姻率も高い。

推測の域は超えないものの、

懲りないのか、

離婚してもなお結婚を選ぶ人が多いということだ。

子どもがいる場合、

例えば、DVなど生命の危機などを感じて離婚して、

1人では経済的に苦しいし、

子どものために結婚を望む人がいるかもしれない。

打算的だと思われるかもしれないけれど、

結婚しても良いと思える人としか再婚しないし、

相手も子連れでも大丈夫と思って結婚するのだから、

第三者がとやかくいうべきものではないように思う。

そもそも【結婚】自体が、第三者がとやかくいうべきものじゃない。

「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」

とはよく言ったものだと思う。

 

独身主義だったり、未婚者の場合、

どうも結婚を損得勘定やコスパで考えてしまいがちのように思える。

数値的に捉えがちになってしまう。

それはそれで当たり前のことで、

何かに望む時に、しっかり下調べをして、

間違いが起こらないようにするのは、

学校で繰り返し教えられることだし、

社会に出て仕事したり、

自己実現のために自分に投資したりと、

何かしら決断をする時に、

その結果を推測するのは誰しもがやっているので、

これも否定するほどのことでもない。

数値だけ見れば、

男女共同参画社会とはいえ、

男性の経済力を重要視する女性がいるのは当たり前のことだし、

ある程度稼ぎのある女性や仕事に楽しみを感じている女性にとって、

出産後、6割の人が離職することを考えれば、

たかが6割に思えるけれど、半数以上が離職すると考えれば、

1人で生きていけるのに、

結婚して子どもを授かって、

自分の生きがいを奪われるのはたまったものじゃない。

男性にしろ、女性にしろ、

自分で稼いだお金を自由に使えたし、

自分の時間はすべて自分で使えたのにも関わらず、

夫婦2人共働きならまだしも、

子どもために稼ぐことに違和感を覚える人もいるかもしれないのも道理なのかもしれない。

 

離婚して結婚よりも大変な思いをしたという人が多い中で、

一度、結婚の味を覚えるとどうも忘れられない人が多いようだし、

離婚して再婚していなくても、結婚は良かったという人も少なくはないという感覚がある。

というのも、僕の周りで離婚した人が、

「結婚は良かった。」

というのだから、懲りないのか、学ばないのか、

離婚してもなお結婚とは良きものなのか。

離婚直前の夫婦は置いておいて、

愚痴を言いながらも結婚生活を続けている夫婦や、

夫婦仲睦まじくやっている夫婦をたくさん目にする。

離婚危機をのりえた人や、

実際に離婚したものの、よりを戻して、同じ人と再婚した人が

僕の身近にはいるので、結婚ってそれほど悪くはないのだろうと思う。

まぁ、子どもを育てていく上で、

大人1人だけではかなり厳しいなど、

現実的な事情もあるのかもしれないけれど、

結果的に元の鞘に戻る場合だってある。

幸せなことなのか、

不幸せなことなのか、

僕の仲の良い友人が離婚をしたという話は聞いたことはない。

無理に結婚を続けるよりも、離婚した方が幸せになることはあると思っているので、

離婚を否定はしない。

離婚できないというのが一番辛いことだろうと思うにも関わらず、

離婚している人がいない。

だからこそ、結婚をいいものだというだけの原動力になっているのかもしれない。

裏を返せば、

身の回りに、

「結婚は不幸だ。」と言っている人や、

離婚している夫婦を目にすることが多ければ、

僕と逆の発想になるのかもしれない。

そういう意味では恵まれている。

 

既婚者や結婚経験がある人や、子どもがいる人は、

結婚の良さや子育ての良さを語る。

ある意味、それが、結婚に対してネガティブなイメージがあったり、

独身主義を貫こうとしている人からすれば、

余計なお節介というか、

ある意味、荒川氏曰く、独身者に対するハラスメントとしてプレッシャーとして、

双肩に重くのしかかっているのかもしれない。

この「結婚の自由」が抱える問題は、そういう意味で根が深い。

結婚経験者、育児経験者はその良さを語るけれど、

それは数値化できない経験だからこそ、

未婚者・非婚者の心には響かないのではないかなと思う。

 

結婚や子育てを経験したことのない多くの人が結婚に対してネガティブなイメージを持っていて、

結婚や子育てを経験した多くの人が結婚に対してポジティブなイメーズを持っているように思う。

こういった結婚に対する価値観の二分化があるように感じている。

結婚の良さというのはどうも経験してみないと味わえないもののようだ。

しかし、結婚して失敗すれば、バツがつくし、その前の離婚だけで十分に面倒臭そうである。

だから、『結婚してみればいいのに…』と思うが、

人の人生なんで、簡単に結婚したらいいなんて話にはならないわけだから、

結婚が良いのか悪いのかという論争は終わることはないのかもしれない。

 

「したこともない人が、なんだかんだいうべきではない」という論法は好きではない。

でも、冷静に考えて欲しいのは、

数字だけでは判断できないものが結婚にはあるだろうということ、

独身だからえられるメリットの一部を確かに失う。

しかし、結婚して得られる経験が、独身を貫き通したそれと比べて遜色ないと思うかもしれない。

どんなに頭の中でシミュレーションしても、

やはり、結婚した後の自分なんて机上の空論でしかないのだ。

というのは、既婚者の意見であり、

非婚者からすれば、口うるさい戯言なのかもしれない。


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