「婚活」ってイメージ悪いの?
- 婚活先生
- 2017年10月19日
- 読了時間: 5分

婚活支援の世界にいると、
「婚活のイメージを良くしたい。」
「婚活のイメージを変えたい。」
という言葉を耳にすることが良くあります。
おそらく、長らく婚活支援の場で活躍されている方からすれば、
「婚活のイメージが悪い。」という認識があるのかもしれません。
現に、婚活の話をすれば、
眉をひそめる人もいますし、
「まだ、婚活してまでは…」と否定的な反応が返ってくるのも事実です。
そういうこともあり、
僕自身も積極的に婚活の勧誘のようなことはしません。
結婚するかしないかも、
婚活するかしないかも個人の自由なので、
必要とする人に伝われば良いと思っています。
さて、「婚活」ってイメージが悪いのでしょうか?
婚活を知らなかった頃の僕からすれば、
イメージの良し悪しよりも、
知識が無いので判断できないというのが実感です。
そして、
否定的だと感じられるような態度を目の当たりにしても、
「婚活」のイメージが悪いと感じることはありません。
何が「婚活のイメージが悪い。」と業界人に感じさせているのでしょうか?
まず、
「婚活=不自然な出会い」という価値観が全体的に蔓延しているように思います。
そして、「婚活=結婚に焦った人がするもの」という感覚です。
なぜ、こういった感覚に陥ってしまうのかを考えた時に、
僕がたどり着いた答えは、
「婚活のことを知っている人がとても少ない。」ということです。
不自然なものがダメだというのであれば、
この世の中で不自然なものはたくさんあります。
例えば、
学校は今や自然かもしれませんが、
学校の歴史は明治時代からです。
それほど古くありませんし、
当時は、子どもが学校にいって学ぶことは不自然でしたが、
認知度が上がるにつれ、
今では、学校に行かない子どもが「不登校」と呼ばれて「不自然だ。」と言われる時代です。
学習塾はより婚活に近いように思います。
すべての国民は教育を受ける権利を憲法で保障されています。
しかし、あくまでも権利であって、
偏差値の高い大学、ブランドのある大学に進学することは自由です。
それこそ大学に進学しなくても良いわけです。
大学に進学するという選択をする。
結婚をするという選択をする。
目標に向かって、より高い大学に進学しようとする姿は、
自分の理想の相手と結婚するために出会いを求めて努力する姿と重なる部分があります。
おそらく、学習塾に行く子どもは、特別だったでしょう。
学校以外で学ぶことを不自然と言われた時代があったかもしれません。
今では、学習塾に行けないことが逆にデメリットのように感じられているような気がします。
学校で学ぶのに、余分にお金を支払って、
自分の能力よりもさらに良い大学に合格するために努力することは褒められることだとされています。
自分の能力に合った大学ではなく、自分の能力よりもよりレベルの高い大学を目指すことが良いとされています。
では、婚活ではどうでしょうか?
より自分の理想に合った結婚をするために、
自分を磨いたり、出会いの場を出かけることや、
それにお金を費やすことが不自然だったり、
その出会いが不自然だというのは、
学習塾当初の印象なのかもしれません。
なぜ、このようなことが起こるのか。
それは、「婚活」の情報があまりにも少ないからです。
だからこそ、
「今は婚活してまで…」
「婚活は不自然な出会い」
という感覚が生まれるのでは無いでしょうか?
「婚活のイメージが悪い。」のではなく、
「婚活のことをみながよく知らない。」ということがネックなのです。
知らないことは不安なのです。
出会いが不自然と言いますが、
結婚を目的とするのであれば、
どんな出会いだっていいのでは無いでしょうか。
結婚という目的を達成できれば、出会いなんて最終的にはなんでもよくなると僕は考えています。
さらに突っ込んで言えば、
「婚活は不自然な出会い」というのは、言い訳に過ぎないのです。
「不自然な出会い」という言葉を言い訳にして、
婚活の場に出ないようにしているわけです。
婚活の場であっても、
「あの日、あの時に、あの場所で、出会ってなかったら…」
小田和正さんの「ラブストーリーは突然に…」の歌詞のように、
出会いの場にいたことは、奇跡であり、ご縁なのです。
不自然なのようで、実は、必然なのです。
そして、不自然だと感じていた出会いでも、
結婚へたどり着ければ、なんの問題もないのではないでしょうか。
つまり、
婚活のイメージに善悪などなく、
無知からくる不安や心配、誤解があるのです。
その誤った知識が、婚活を遠ざけているだけで、
婚活を知った上で婚活に対して否定的なわけではなく、
婚活のことを知らないので、不安だったり心配なだけなのです。
そう、
婚活について知らないので、
婚活が良いものか悪いものか判断できないというのが現状だと思っています。
現に、婚活の誤解を解いていくことで、
婚活に対する意欲が高まっていくような気がします。
何か目的があって頑張ることのイメージが悪いわけではなく、
婚活支援側が、婚活の概要的な部分を十分に説明できてこなかったからこそ、
婚活のことを詳しく知る機会もなく、
また、周りに婚活を知る人が少ないからこそ、
婚活に対しての誤解があるために、
婚活の対して、抵抗感を感じる人がいるのであれば、
それは、婚活支援する側の怠慢のようにも思います。
イメージが悪いのではないのです。
知らないから、敬遠したいだけなのです。
だからこそ、
婚活する人も、それ以外の人も、
婚活に関する知識が深まれば、
イメージの良し悪しではなく、
婚活がスタンダードになるように思うのです。
決して婚活支援の人々が、
婚活に対して悪いイメージがあると思ったり、
良いイメージにしたいと言ってしまえば、
逆に婚活って悪いイメージのあるものかなと勘違いしてしまいそうな気がします。
婚活に対して、
良し悪しの判断をするのは、
あくまでも婚活者本人であり、
それの判断材料を提供していくことが大切なのではないかと思うのです。
目的に向かって努力する人がいるのであれば、
それに悪いイメージがあってはいけないのです。
婚活にあれこれ言い訳して、行動しないのはとてももったいないことなのです。
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