猫をかぶる人と、猫を被らない人、どっちが好きですか?
- 婚活先生
- 2017年12月25日
- 読了時間: 3分

婚活をする方の中には、
「嘘をついてまで、良いようには見せたくなく。」と考える方もいらっしゃいます。
また、
「嘘をつくような人とは交際できない。」という方もいます。
しかし、よく考えてください。
人と初めて会うとき、
それが商談にしろ、友だちの紹介にしろ、
少なからず、相手に好印象を持ってもらうように嘘をつくのです。
嘘というほどではないですが、
マナーとして、自分全部ではなく、
その時の場所と目的に合わせて、自分の一部分だけを相手に見せるのです。
TPOという形で教わった人もいると思います。
例えば、お葬式の時に、
笑いたくなったらどうしますか?
大笑いするでしょうか?
人は少なからず、事実とは違う嘘ではなく、
いつもの自分ではない、猫を被るくらいの嘘はつくものです。
嘘をつくと言えば嘘をつくことかもしれませんが、
あくまで、自分の一部分を小出しにする感じでしょうか。
化粧やファッション、ヘアセットなども同じことです。
良いところをさらに際立たせたり、
その時や場所、目的に応じた身なりをすることはマナーなのです。
お葬式に派手なアロハを来てくるとか、
結婚式にヨレヨレのTシャツで行くとか、
そういうことをいちいち嘘だとか、
自分らしくないとかいうでしょうか?
言わない人の方が多いでしょう。
社会性という感覚から考えれば、
相手やその空間、目的に応じて、
そのTPOにあった言動をすることは、
社会性のある人ということになります。
あまりにも日常とかけ離れていれば、猫かぶりとか嘘と言われるでしょうが、
あなたの持っている自分の範囲内であれば、それは社会性のある証なのです。
さて、ここでタイトルの問いです。
猫を被る人と、猫を被らない人、どっちが好きですか?
猫を被らない自然体で素敵な人がいいかもしれませんが、
猫を被れず、どこに行っても同じような言動の人はどうでしょうか?
正直ではありますが、相手のことを考えていない可能性があるのです。
猫を被るというのは悪いイメージですが、
それは、相手に合わせて、相手が居心地が良いようにするための、
ある意味で、おもてなしでもあります。
前者はもしかすれば、相手の気持ちを汲み取りにくい社会性の低い人かもしれません。
後者は、相手に合わせて変化することができる社会性の高い人かもしれません。
冒頭にも書きましたが、
初めて人と会う時に、
好印象を持ってもらうために猫くらいは被るもんです。
そして、相手の様子を見ながら、良い塩梅を見つけて行くことがソーシャルスキルです。
嘘も方便。
嘘というもなんだかなぁとは思いますが、
事実とはまったく違う嘘、「貯金がないのに、貯金がある」というとか、
そういう嘘はご遠慮していただきたいものですが、
相手のことを思いやる嘘、もしくは、相手のことを考えて変化できる人の方が良くないでしょうか?
好みは人それぞれですし、
嘘を吐かれるのも嬉しいものではありません。
しかし、人が変化する時、成長する時には、
自分がいつもしないこと、いつもとは違う行動をしなければいけません。
そういう意味では、変化するまでの間は、偽りの自分なのです。
その偽りの自分を繰り返すうちに、自然な自分になると僕は考えています。
嘘がつけない人よりも、
人を騙す嘘でなければ、少し格好つけらる人、
それこそ、猫を被れる人の方が良いような気がします。
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