目で見る沖縄県の独身者 女性編
- 婚活先生
- 2018年1月7日
- 読了時間: 5分
婚活セミナーでお話させていただいているスライドから、
少し紹介したいと思います。
人だとあまりにリアルかなと思うので、
独身者をりんごに見立てて、
沖縄県の未婚率・婚姻率を元に可視化してみようと思います。
今回は、2015年の国勢調査の結果を元にした女性の独身者の様子を紹介しようと思います。
男性編は、また後日。

さて、日本では結婚できるのは、
女性は16歳からですから、
16歳の女性は、当然のようにすべて未婚ということになります。
沖縄で婚活を開始しはじめる人が多い30代から、
生涯未婚率の基準となる50歳を含む50代前半までの様子を可視化してあります。

30歳前後を境に、
婚活を意識して開始しはじめる人が多いように感じています。
未婚率の推移を見れば、
男女ともに25歳から35歳で生涯未婚率が一気に減少します。
つまり、25歳から35歳で結婚していく人が多いということになります。
出会ってすぐに結婚という人もいますが、
統計的な平均値は4年半ほどですから、
30歳ごろには、将来結婚するであろうパートナーを見つけておきたいところです。
そういう意味では、
同級生が結婚し家庭を持ちはじめるなかで、
30歳前後で適当なパートナーがいない場合に、
婚活をはじめることは、とても現実的なことだと考えています。
この話は、他の記事にもあるので、この辺で。
赤リンゴは未婚者(一度も結婚経験がない人)を表しています。
青リンゴは死別や離別による独身者(一度は結婚経験がある人)を表しています。
以降も同様です。
沖縄県は30歳くらいまでは、
婚活をする人にとっては残念なお知らせかもしれませんが、
まだまだ、全国的にも結婚する人が多い傾向があり、
30〜34歳の独身者(初婚・再婚問わず)の割合は、4割となります。
この時点で、独身じゃない人である既婚者は6割となります。
つまり、30〜34歳の相手で結婚相手を探そうとする人は、
沖縄県の4割の中から探す必要があります。
単純に4割の中ならば、まだ多い方かもしれませんが、
4割の中で、積極的に婚活をする人がどれくらいいるのかを考えれば、
肌感としては4割の中の1部が婚活に出てきます。
また、婚活では「若さ」は武器となります。
ここで注意して欲しいのは、
あくまでも武器の一つであって、
「若くないから…」という理由で諦めなくても良いことは、
50歳を超えてから婚活する人もいてご成婚の結果があることや、
実際に、婚活せずとも結婚する人がいるという意味で、
あくまでも武器の一つと考えてもらいたいと思います。
沖縄では、男女ともに自分より年下を選ぼうとする傾向があるので、
他の世代に比べて独身者が多いといえど、
この年齢層は激戦区であり、
女性も同年齢か年下を選びたいと思う傾向があるので、
40代以上男性にとっては、ミスマッチングが起こりやすいといえます。

続いて、35〜39歳のものです。
独身者は3割程度、初婚となると4人に1人です。
独身者の3人に1人は、結婚経験ありということになります。

40〜44歳になると、
生涯未婚率もほぼ全国的に上位になってきます。
また離婚や死別による独身者も増えてきます。
沖縄の働き盛り世代の死亡率が上がっているので、
離別、つまり離婚者に限らず、
死別による独身者の増加も推測することができます。

45〜49歳になると、
女性の場合は、未婚者も結婚経験のある独身者も1対1ほどの割合になります。
つまり、この年齢の女性の独身の人は、結婚経験がない人と結婚経験がある人の半々ということです。
そして、同世代の結婚相手を見つけるとなると、
2人に1人は初婚ではない可能性も考えるべきだということでもあります。

50〜54歳を見てみると、
初婚者よりも、死別・離別による独身者の割合が増加します。
この世代以降の独身者と出会った時には、
初婚の人の方が少ないわけですから、
同年齢で結婚を考えている人は、
結婚経験のある独身者との結婚は強く意識すべきでしょう。
結婚経験があるということは、
お子さんもいる可能性があることも想定すべきです。
このように、
数字を可視化してみると見えてくるものも多いです。
沖縄県の女性の生涯未婚率は全国で5番目の高さです。
社会問題として捉えた時に、深刻な問題の一つかもしれませんが、
婚活者の立場に立った時に、
「初婚の人と結婚したい」という人は少なくはありません。
もちろん、初婚でも再婚でも構わない人もいます。
婚活において「初婚」や「子どもがいない」ということも、
重要な条件になる人もいることを考えれば、
他県と比べれば、初婚者と結婚しやすい環境はあるということです。
沖縄県の結婚事情のイメージは、
早く結婚し、子沢山で離婚率が高く、生涯未婚率も高いイメージですが、
実は、婚姻率で見れば、東京に相次ぐ2番目の高さになっているので、
「初婚」の人とは結婚しやすいけれど、
「独身者」自体が非常に少ない環境下にあります。
リンゴの木を見てもらえば分かりますが、
30〜34歳までは、独身者はまだ4割ほどいます。
35歳から独身者の割合というのは3割程度で止まっており、
その中から婚活をする人となると、
かなり少ないイメージを持っていただけるのではないかなと思います。
あなたが結婚相手を探すときに、
独身者が3割になった時点で結婚を意識するのか、
それ以前の20〜35歳の間の独身者の割合の高いうちから、
結婚を意識する方が良いのか、
一度、再考してみたり、周りの親族のことを考えてみるのも良いかもしれません。
不倫などが騒がれている今日ですが、
真剣に結婚を考える時に、
身の回りにどれくらいの独身者がいるのかを知っておくことも重要なように思います。
いつかと思っていると、
結婚できる相手、つまり独身者の数が限定されていくことが、
沖縄特有の結婚事情といえます。
離婚率も高いですが、
婚姻率が高いということは、
一度結婚経験のある人の結婚の率、つまり再婚率も高いことが沖縄の特徴なのです。
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