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「棚上げ」と「棚卸し」の思考実験

  • 婚活先生
  • 2018年2月1日
  • 読了時間: 4分

婚活がなかなかうまく行かない場合には、

「棚上げ」と「棚卸し」に原因がある場合があります。

婚活心理学では、

「自分の欠点を棚に上げる」ことを「棚上げ」と呼ぶことにします。

そして、「自分のことを棚に上げる」という対義語で、

「相手の欠点をいちいち数え上げる」ことを、「棚卸し」と呼びます。

少し思考実験してみましょう。

「あなたの理想の結婚相手ってどんな人ですか?」

この問いに対して、

婚活をしているあなたには、

きっと理想の結婚相手像をイメージするでしょう。

・年収はいくらくらい?

・容姿はどんな感じで…

・性格は?

・趣味は?

それを一旦書き出してみるのもいいでしょう。

こちらのブログでも紹介したことのある、

高良俊恵さん(ブログ)や、友寄由起子(ブログ)さんも、

自分の「棚卸し」として取り入れていたりします。

ここでは、あくまでも自分が相手に求める条件を書き出してみてください。

より具体的な方がいいでしょう。

「優しい人」は、あなたにとってどんなことをしてくれる人なのか。

「頼れる人」というのは、あなたにとってどんな人のことなのか。

ずっと書き出してみると、

意外と具体的ではない人から、

ものすごく事細かく書いている人が出てくるかもしれません。

参考までに、

マイナビウーマンからアンケート結果をお借りしてきました。

【男性が求める結婚相手の条件ベスト10】

第1位 性格が合うこと……66.8% 第2位 思いやり……55.3% 第3位 誠実さ(浮気をしない)……47.2% 第4位 人生観の一致……40.7% 第5位 容姿……40.2% 第6位 体の相性……37.2% 第7位 家事能力……34.2% 第8位 包容力……33.7% 第9位 自分の仕事への理解……32.7% 第10位 年齢……29.2%

【女性が求める結婚相手の条件ベスト10】

第1位 性格が合うこと……80.3% 第2位 思いやり……77.1% 第3位 誠実さ(浮気をしない)……70.6% 第4位 収入……56.4% 第5位 包容力……56.0% 第6位 人生観の一致……50.5% 第7位 食事の好みの一致……49.1% 第8位 容姿……33.7% 第9位 ユーモア……36.2% 第10位 年齢……35.8%

案外、飲酒の程度や喫煙の有無のこと、未婚や再婚や、子どもが居ることなどは除外されているように思います。

リアルな婚活が始まると、

案外、事細かなことが気になってしまうものです。

さて、あなたの理想の条件はどうだったでしょうか?

ここからが思考実験の始まりです。

まだまだ社会的に男女の役割は根強くあるような気がしますが、

ここではあえて、そこは男女平等ということで無しにします。

自分が思い浮かべた、もしくは書き出した相手、つまり異性への条件を、

そのまま【自分への条件】だとしてみてください。

大概、結婚相手の条件というのは、

「自分のことを棚に上げた条件」の場合が多いです。

もし、あなたが、あたなが今思い浮かべた、もしくは書き出した条件を突きつけられた時に、

あなたはどういった反応をするでしょうか。

これを婚活心理学では、「婚活における棚上げ」と呼びます。

嫌味ですが、男女の差はもちろんあるとはいえ、

婚活がなかなかうまく行かない場合は、

「自分のことは棚に上げて、相手に理想の条件を押し付けている」

場合があるということです。

それと並行してやっていることが、

「婚活における棚卸し」です。

この場合は、「婚活対象の欠点を上げて、結婚相手の選択肢として取り下げる」ことを指します。

婚活の場面、いや、婚活の場面には限りませんが、

多くの場合に、

自分の欠点は蚊帳の外に置いておいて、

また、相手の欠点を数え上げて、

自分が優位な立場にあろうとする心理は、

意識しなければ、誰にでも働くものです。

婚活においては、

結婚後のことを考えれば考えるほど、

良い相手を選びたいという思いから、

「婚活における棚上げ」「婚活における棚卸し」が日常的に行われてしまうのです。

ここで大切なのは、

「婚活における逆棚上げ」と「婚活における逆棚卸し」です。

僕はこれは、結婚後にも役に立つものだと考えています。

「逆棚上げ」というのは、

「相手の欠点を個性だと認めて受け止めつつ、長所を探す」ことです。

「逆棚卸し」というのは、

「自分の欠点をしっかりと認識する」ことです。

「逆棚上げ」については、

生理的にどうにもならないものまで我慢する必要はありませんが、

自分が同じようなことをしてしまうのであれば大目に見ても良いのではないかと思うのです。

パートナーが完璧で完全であれば、それに越したことはありませんが、

足りないところを補うために結婚するのだと考えれば、

相手の足りないところは自分が補い、

自分の足りないところを相手に補ってもらうことの方がちょうど良いのかもしれません。

「逆棚卸し」については、

別段、自分を卑下しなさいということではありません。

自分が相手の求める条件すべてに見合う人間に事足りるのかを考えてみる事で、

相手に多くを求めることのストッパーになるかもしれません。

何度も書きますが、

男女の違いがまったくないとは言いませんが、

婚活している人間という意味では、

ほぼ同条件であり、

同じようなことを考える人間であることに違いありません。

婚活で大切なことは、

自分のことを知ること、婚活について知ること、

そして、相手について知ることなのです。

自分が考えていることは、

実は、婚活相手も考えていると考えてほぼ間違いないのです。


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