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多様な夫婦観を想定する


幸せを保証してくれる結婚はありません。

そして、【幸せな結婚生活の方程式】なんてありません。

それでも、幸せな結婚生活は存在し、

不幸せな結婚生活も存在し、

不幸せな結婚生活を終わらせようとした人たちが離婚するわけです。

【幸せな結婚生活の方程式】があるのであれば、

みんな離婚しないだろうし、

みんな結婚することに不安は感じないだろうと思う。

それでも、結婚するかどうかは人それぞれだろうなとも思うけれど。

さて、僕の立場として、

・結婚も離婚も幸せになるための一つの手段にすぎない

・結婚したからと言って幸せになれるわけでもないし、結婚しないからと言って幸せになれるとも限らない

と、婚活を勧める立場の婚活先生としては、

いささか不純な考えの持ち主です。

離婚は推奨はしませんが、離婚が不幸だとも思いません。

結婚生活を負担に感じるくらいならば、離婚した方が良いのかなとも思います。

が、離婚したからと言って、これまた幸せになれるとも言い切れません。

何が正しいかを社会や周りの人は教えてくれないからこそ、

何が正しいのか、何が幸せなかは、自分で判断しなければいけません。

つまり、自分で自分が納得できる答えを出すことが大事です。

これは、結婚するときも同じです。

環境が変わったからと言って、

あなた自身が変わるわけではなく、

幸も不幸もあなたの判断次第なのです。

さて、10組の夫婦がいれば10通りの夫婦観が存在するでしょう。

100組になれば、100通り。

おそらく、一つとして同じ夫婦観はないのではないかと思っています。

もちろん、似ている夫婦観はあるでしょうが、

十人十色というくらいですから、

まったく同じということはないだろうというのが僕の考え方です。

社会一般的に理想とされる夫婦関係のすべてが整っていることは、

お互いに窮屈なんじゃないかなぁと思うのは、

僕があんまり型にはまるのが嫌いなせいかもしれません。

社会常識的に違和感がある夫婦関係であったとしても、

「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」というように、

お互いの理解の上で納得していれば、

それなりに幸せな夫婦関係と言えるのではないかなぁと思います。

子育て講演会でママさんたちの悩みのほとんどが、

子どものことより、家事や育児を手伝ってくれない旦那さんの悩みが多いなと感じることもあります。

イクメンや家事メンという言葉が広がっている割には、

日本人男性の家事や育児の参加時間はそれほど変わっていないと言われます。

社会的常識とのギャップに不満を感じているのかもしれません。

主夫の僕としては、

家事や育児に協力的でないしろ、

働いている旦那さんに対して何か言えるわけでもないけれど、

もうちょっと協力的でもいいのになぁとは思うものの、

「女性は家庭、男性は仕事」で納得している夫婦もいるように思います。

どうすれば、幸せな結婚生活が遅れるかというマニュアルはありませんが、

共通点があるとすれば、

お互いのことを知り、できることできないことが、することしないことが分かった上で、

お互いに良い距離感を手探りで探していくことが大切のように思います。

自分が見てきた夫婦観は、自分の両親が作り上げたもので、

実は、自分が当事者になった時には、

別の夫婦観を築いていくことが重要です。

そのためにも、多様な夫婦観があることに対して、

柔軟であることが大切のように思います。


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