婚活は茨の道
- 婚活先生
- 2018年8月1日
- 読了時間: 3分

婚活は茨の道です。
その先にバージンロードがあります。
婚活は妊活に似ています。
妊活もまた茨の道です。
まずは、妊活の話から。
妊活、いわゆる不妊治療は、 ゴールテープを切る、つまり、妊娠・出産がいつくるかは分かりません。
妊活の辛いところは、
生物学的に月に1度しかないことと、 お互いの協力が必要になることです。
月にたった一度のチャンスに願いを込めて、 2週間ほどで、妊娠したかしていないか分かる。
しかしながら、次のチャンスはその2週間後。
子どもが欲しいけれど、なかなか妊娠しないプレッシャーに押しつぶされそうになる。
そして、夫婦の子どもにかける熱量が必ずしも同じとは限らない。
どちらかが、もう妊活する必要ないんじゃないかと思うと、 熱量に差が生まれると、 妊活を続けることが辛くなってきます。
いわゆる、妊活疲れです。
もし、いつまでに100%の結果が出ると分かっていれば、 そこまで頑張ればいい。
しかし、いつ妊娠・出産できるか、
よもや、ゴールテープを切れない不安に襲われ続ける。
妊活も結構辛い。
妊娠するまで毎月傷つき、
出産するまで不安な時間がまとわりつく。
諦めたら、子どもが望めないのは分かっているけれど、 どうしてもしんどくなってしまう。
辛そうなパートナーを見るのも、 真剣味を感じないパートナーに呆れてしまいそうになる。
いろんなことに傷つきながら、 着床したと喜んでも、必ずしも胎児が順調に成長するとは限らないし、
高齢出産であれば、子どもの障害なども気にしてしまう。
婚活は別の意味で辛い。
支えてくれる人などいない。
出会いは、妊活の機会よりもたくさん作れる。
そして、アプローチなんていくらでもできる。
婚活におけるアプローチは、いつもほぼ告白やプロポーズと同じだからこそ、 断られるたびに傷つく。
付き合いが始まって、順調だと思っていても、 相手から急にお断りされることだってある。
結婚すれば、子どもが欲しい欲が湧くのも、 その気持ちが強くなるのも当然かもしれない。
しかし、婚活に強い動機を持つことは難しい。
子どもが欲しくて、婚活する人がいるけれど、 長く婚活をして相手が見つからなければ、諦めようと思うことだってある。
結婚は、子どもよりも優先順位が低い。
子どもがいなくても困らないけれど、
結婚しないのはもっと困らない。
結婚しなければ、強く子どもを欲しいとは思わないかもしれない。
子どもと結婚の動機の強さは人それぞれだと思うけれど、
現代では結婚しなくても責める人は少なくなった。 個人の自由にだいぶ預けられるようになった。
婚活をするということは、茨の道を進むのと同じ。
しかも、しなくてもいいかもしれない努力を、 時間とお金を費やして行う。
出会うたびに茨の棘に傷つけなから、 満身創痍になりながら進み続ける。
それでも、必ず茨の道から抜け出せる確証はない。
暗闇の中、茨に傷つけながら前々へと進む。
いくらコストをかけても、結果は保証されていない。
ゴールが見えない。
でも、突然、ゴールがやってくるかもしれない。
そんな一縷の望みに身を託すしかない。
たくさんの異性に出会えて楽しそうに見えるかもしれない。
しかし、フラれ続ける。
そんな茨の道を進むしかないのだ。
婚活には覚悟がいる。
でも、怯えることはない。
その茨は命までは取らない。
傷つきながら進むしか、結婚の可能性を高める方法はないのだから。
恐れることはない。 日本には99%の人が結婚していた時代があるのだから。
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