top of page

婚活は茨の道


婚活は茨の道です。

その先にバージンロードがあります。

婚活は妊活に似ています。

妊活もまた茨の道です。

まずは、妊活の話から。

妊活、いわゆる不妊治療は、 ゴールテープを切る、つまり、妊娠・出産がいつくるかは分かりません。

妊活の辛いところは、

生物学的に月に1度しかないことと、 お互いの協力が必要になることです。

月にたった一度のチャンスに願いを込めて、 2週間ほどで、妊娠したかしていないか分かる。

しかしながら、次のチャンスはその2週間後。

子どもが欲しいけれど、なかなか妊娠しないプレッシャーに押しつぶされそうになる。

そして、夫婦の子どもにかける熱量が必ずしも同じとは限らない。

どちらかが、もう妊活する必要ないんじゃないかと思うと、 熱量に差が生まれると、 妊活を続けることが辛くなってきます。

いわゆる、妊活疲れです。

もし、いつまでに100%の結果が出ると分かっていれば、 そこまで頑張ればいい。

しかし、いつ妊娠・出産できるか、

よもや、ゴールテープを切れない不安に襲われ続ける。

妊活も結構辛い。

妊娠するまで毎月傷つき、

出産するまで不安な時間がまとわりつく。

諦めたら、子どもが望めないのは分かっているけれど、 どうしてもしんどくなってしまう。

辛そうなパートナーを見るのも、 真剣味を感じないパートナーに呆れてしまいそうになる。

いろんなことに傷つきながら、 着床したと喜んでも、必ずしも胎児が順調に成長するとは限らないし、

高齢出産であれば、子どもの障害なども気にしてしまう。

婚活は別の意味で辛い。

支えてくれる人などいない。

出会いは、妊活の機会よりもたくさん作れる。

そして、アプローチなんていくらでもできる。

婚活におけるアプローチは、いつもほぼ告白やプロポーズと同じだからこそ、 断られるたびに傷つく。

付き合いが始まって、順調だと思っていても、 相手から急にお断りされることだってある。

結婚すれば、子どもが欲しい欲が湧くのも、 その気持ちが強くなるのも当然かもしれない。

しかし、婚活に強い動機を持つことは難しい。

子どもが欲しくて、婚活する人がいるけれど、 長く婚活をして相手が見つからなければ、諦めようと思うことだってある。

結婚は、子どもよりも優先順位が低い。

子どもがいなくても困らないけれど、

結婚しないのはもっと困らない。

結婚しなければ、強く子どもを欲しいとは思わないかもしれない。

子どもと結婚の動機の強さは人それぞれだと思うけれど、

現代では結婚しなくても責める人は少なくなった。 個人の自由にだいぶ預けられるようになった。

婚活をするということは、茨の道を進むのと同じ。

しかも、しなくてもいいかもしれない努力を、 時間とお金を費やして行う。

出会うたびに茨の棘に傷つけなから、 満身創痍になりながら進み続ける。

それでも、必ず茨の道から抜け出せる確証はない。

暗闇の中、茨に傷つけながら前々へと進む。

いくらコストをかけても、結果は保証されていない。

ゴールが見えない。

でも、突然、ゴールがやってくるかもしれない。

そんな一縷の望みに身を託すしかない。

たくさんの異性に出会えて楽しそうに見えるかもしれない。

しかし、フラれ続ける。

そんな茨の道を進むしかないのだ。

婚活には覚悟がいる。

でも、怯えることはない。

その茨は命までは取らない。

傷つきながら進むしか、結婚の可能性を高める方法はないのだから。

恐れることはない。 日本には99%の人が結婚していた時代があるのだから。


関連記事

すべて表示
bottom of page