山と同じで高ければ高いほど、長く険しい
- 婚活先生
- 2019年1月29日
- 読了時間: 7分

世界一高い山 エベレスト 8,848m
日本一高い山 富士山 3,776m
世界一低い山 日和山 3m
海抜での山の高さはこんな感じです。
日本には世界一低い山「日和山」が宮城県仙台市にあります。
この山は、東日本大震災の影響で消滅されていたとされいたものを、
地元住民が石を積み上げるなどして、
地図などを取りまとめている国土地理院に「山」として認定してもらったそうです。
さて、あなたなら、どの山に登りたいですか?
ただ登れと言われるなら、よほど冒険家気質か、山登り好きでなければ、 日和山と答えるんじゃないでしょうか。
富士山に登ればそこそこすごいと言われ、
エベレスト登頂を果たせば偉大だと言われても、
魅力を感じない人にとっては、誰かにやらされてするほどのものでもない気がします。
進学や就活の際に、
こういった山選びに似たようなことをしたんじゃないでしょうか。
進学であれば、学校の成績や偏差値、模試の結果、
就活で言えば、学歴などを参考にしながら、
自分の体力にあった山を選ぶかのように、
自分にあった進学先、就職先を決めたり、
逆に登りたい山があれば、
そのために努力したこともあったんじゃないかなと思います。
婚活は結婚のための就活のようなものです。
どちらも一生物のつもりでお見合いという面接のようなものを繰り返して、
お互いが納得したら、結婚するわけです。
大事なのは「お互いに納得している」という部分です。
就職というのは、生活に置いて欠かすことのできないものです。
お金がなければ生きてはいけない、これは資本主義の摂理です。
就活と婚活の大きな違いは、強制力の差と言えるんじゃないかなと思います。 就職は、生きていく上で必要不可欠なもので、 結婚は、生きていく上で必要不可欠なものではないとういことです。
さて、そんな中、婚活をするわけです。
誰でも良いとなれば、世界一低い山を目指すのもありでしょう。
とはいえ、日和山ほど簡単には登れないものだとは思いますが…
結婚の目的は自由です。
玉の輿に乗りたい。
人生を変えたい。
子どもが欲しい。
理想の相手だって自由自在です。(言う分には)
容姿がよくて、お金持ちで、安定した仕事で、
結婚したら仕事をしなくてもよくて、 若くて、優しくて…
理想を語るのは自由ですので、ご自由に…
さて、理想や条件はそのまま山の高さになります。
山は高くなればなるほど、その山を登り切るのに時間がかかることは想像できると思います。
エベレストという山に日本人が登頂を成功させればニュースにもなりますが、
富士山に登頂したところでニュースにはなりません。
ニュースになることがそのまま凄さの度合いを示すわけではありませんが、
エベレストの登頂成功と、富士山の登頂成功と、日和山の登頂成功では、 同じ登頂成功でも違いがあるのは分かってもらえるのではないでしょうか。
ちなみに、日和山の高さを考えれば、階段を登るのとほぼ変わりません。
さて、同じ結婚でも、自分の結婚の目的と理想が存在するはずです。
そりゃ、同程度の頑張りでエベレストに登頂できるのであれば、
みながエベレストへの登頂を試みるでしょう。
だって、階段を登る感覚で登頂できると思っているわけことになるわけですから。
あなたの結婚の目的と結婚相手に求める条件はどれほど高いものなのでしょうか。
今までそんな人に出会ったことがないのであればなおさらその高さは高くなるわけです。
高い山はみんな一度は試みます。
そして、結構、早い段階で高い山は奪われていくのです。
残念ながら、ある程度の年齢が過ぎてから婚活すれば、
同年齢でエベレスト級の山を探すとなると困難です。
決めつけはいけいませんが、
そんな素晴らしい山が残っていると考えると、
もしかしたら、仕事に一生懸命過ぎて結婚を考える暇がなかったのかもしれませんが、
1つの可能性として性格を疑ったり、
自分が騙されているんじゃないかと思ったりすることもあるでしょう。
より手堅く婚活を進める方法は単純に言えば2つです。
1つは、相手の身の丈に自分を合わせる。
もう1つは、自分の身の丈にあった相手を選ぶことです。
もちろん、なんの訓練もしていないのに、
つまり、エベレストに登頂するだけの訓練もしてないのに、
エベレストに果敢に挑戦し続けることを止めることはしません。
もしかしたら、奇跡が起こるかもしれません。
婚活は登山ほど努力が必ず報われるものではないのと同様に、
出会いは、努力と関係ないところで訪れる可能性がないとは言えないのです。
とはいえ、やはりなんらかの魅力は欲しいところです。
0,0000001%ほどの可能性にかけてみるのもあなたの人生ですし、
自分の結婚の目的や結婚相手の条件を満たせないのであれば結婚しなくていいと判断するならば、
それはそれで、あなたの人生の決断と言ってよいと思います。
もし、結婚することが目的ならば、 ・自分の身の丈を考えること
・理想の結婚相手が求めている自分になること
この2点をクリアする必要が出てきます。
とはいえ、 立ち居振る舞いは訓練すればなんとかなるかもしれませんが、
年収や年齢などすぐにはどうにもならないものや、
容姿など変えるためには時間のかかるものもあります。
今のあなたで十分だと言える人と出会えれば、
進学や就職のように、自分の身の丈にあった対象を選ぶことも婚活には重要な要因です。
【結婚には妥協が必要】と言われます。
妥協という言葉はとても安易な言葉だなと思います。
言葉でイメージは変わるので、
あえていうなら【折り合い】が重要です。
結婚の目的が経済力ならば、自分がそれなりの経済力を身につけるか、
経済力がある人に見初められるようなあなたにならなければなりません。
その努力をする気持ちがあるかどうかで、結婚できるかできないかが決まるでしょう。
とはいっても、必ず努力が報われるとは限りません。
経済力の数字を少し減らして、【折り合い】をつければ、少しは山の頂上が近づくかもしれません。
結婚の目的が子どもならば、
結婚相手の条件に【折り合い】をつける必要があるかもしれません。
すべて譲らないという選択をすれば、
山はどんどん高くなり険しくなります。
そして、登っているうちに年齢を重ねていけば、
山の方がどんどん高くなっていくのです。
選ぶ側だって結婚の目的も、結婚相手の条件もあるのです。
まず、自分の身の丈を知りましょう。
今まで、結婚するチャンスがなかっただけかもしれませんが、
結婚していないことや離婚したことは事実です。
離婚にはさまざまな理由がありますが、
現在、独身であることには変わりがなく、
新しい出会いが見つからない事実を受け止めましょう。
白馬の王子やシンデレラから告白されることを待っていても構いませんが、
結婚したいのにそれだけじゃ足りないことも分かってもらえると思います。
シンデレラは王子様に見初められました。
しかし、類稀なる容姿だけでは王子様に見初められることはなかったのです。
舞踏会に行くきっかけがあり、舞踏会で王子様を魅了するだけの魅力があり、
おそらくダンスも素晴らしかったのでしょう。
その上で、ガラスの靴を忘れてしまったのです。
シンデレラストーリーは棚からぼた餅の話ではありません。
努力が報われる話です。
王子様の身の丈にあったシンデレラだったから結婚できたのです。
さて、あなたが迎えにきてもらえると思っている、
白馬の王子様やシンデレラに見初めてもらえるだけの身の丈はあるでしょうか。
辛いことですが、自分に向き合うこと。
なんのために結婚したいとおもっているのか。
結婚してどうなりたいのか。
結婚相手に求める必要最小限の条件はなんなのか。
希望や条件ばかりを膨らますのではなく、
自分を見つめ直して、分相応の婚活を始めることも大事だと思います。
ただし、結婚の目的が譲れないのであれば、
それはそれであなたの人生だと僕は思っていますし、 それで結婚できなくても、納得すればよいのだと思います。
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