「とにかくやってみる」からはじめる
- 婚活先生
- 2019年2月26日
- 読了時間: 4分

たくさん本を読んできたわけではないですし、
たくさんのセミナーに参加してきたわけではないですが、
本でもセミナーでも、最後に書かれているのは、
「とにかくやってみる」ということです。
すでに婚活をはじめている人は、
「とにかく婚活をやってみる」はクリアしています。
まだ、はじめていない人もいるでしょう。
やらない理由を考えるのはとても簡単です。
特に結婚は努力してまでやらない理由はたくさんあります。
「いい人に出会ったなら、結婚すればいい」
これが一般常識になっているような気がします。
「いい人に出会わなかったらそれも運命だ」
その通りだと思います。
僕は運命論者ではありませんが、 結果に対して、それが「運命だった」ということはやぶさかではありません。
1つひとつの積み上げが運命となっていくのです。
高村光太郎の「道程」の一節に、
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
詩の一部抜粋すると意味が崩れてしまうのですが、 詩とは別に、目の前に道はひかれておらず、
自分の足跡が道をつくっていくという意味で捉えてよいのではないでしょうか。
ここまでなら「僕」は力強い存在に感じます。
しかし、この詩を読み進めていくと、 道無き道を歩んでいる「僕」の弱さが現れるのです。
そして、自分を生み出した根源となる父に勇気をもらおうとするように読めます。
父への最大の感謝とともに、父への信頼を感じる詩になっているように思います。
道無き道を歩むのは怖いものです。
今までしていたことならば、その場をぐるぐる待っているようなもので、 大人になればなるほど、道無き道を進むことに不安を覚えます。
あなたの経験から確実なものを選択するようになるのです。
私はそうじゃない!
と言われる方もいるかもしれませんが、
例をあげるのであれば、
行きつけの店があるとか、 新しいメニューを選ばずに無難なメニューを選びがちとか、
食べ物の話になってしまいましたが、
【今まで通り】というのはとても安心なことで、
映画「ペイフォワード」でも、
大人になると新たな選択をするのに臆病になるといったようなセリフが出てきます。
未婚であれば、何もせず、いつも通り、未婚である方が楽なのかもしれません。
しかし、結婚してしまえば、それもまた日常になるのです。
結婚はいつでもできますが、 子どもを授かるにはリミットがある。 高齢で出産する人がいるとはいえ、母子ともにリスクはあるのです。
そのリスクは単純に、障害時になるリスクだけではなく、 死のリスクも伴うものです。
人間は無い物ねだりが得意な生き物のように思います。
いつでも手に入ると思っていれば、なんの思い入れもないのに、 手に入らないかもしれないと思うと、急に気になりだしてしまう。
沖縄には素敵な場所がたくさんありますが、 沖縄に住んでいれば、いつか行けるだろうと思って、
行っていない場所があったりするんではないでしょうか。
これは沖縄に限らず地元の名所にはなかなか行かずに、 地元から離れたところに旅行に出て、 地元以上に地元じゃない場所の方がよく知っているものです。
沖縄に住んでいるなら、ネットで沖縄を検索して観光地を調べてもよいですが、
県外の人からすれば、沖縄に住んでいるのに行っていなければもったいない話なのです。
これが無い物ねだりの心理です。
話は脱線してしまいましたが、
うまくいかない大きな理由は、
いつもと同じ日常を過ごしているからです。
日常を変えるには、非日常に飛び込まなければいけません。
ぐるぐる回っているだけでは安心はあっても前進はないのです。
前進するためには、
いろいろ考えずにとりあえずやってみることです。
あまりお金がたくさんかかることはやめた方がいいとは思いますが、
少々の出費も必要になるかもしれません。
人は知らないことの方が多いのです。
だからこそ、新しいことにチャレンジして、知ることで、
新しい日常がはじまる可能性を秘めています。
チャレンジすれば、なんでもうまくいくわけではありません。
失敗する経験もたくさんしてきた大人だからこそ、
新しいチャレンジ、冒険に臆病になってしまうのは仕方ありません。
今、一歩踏み出せないのなら、時間は残酷にも流れていきます。 頭で考えれば考えるほど、歳を重ねていくことになります。
そうなると、どんどん新しいことへの不安が増してしまうでしょう。
失敗を悪だとする風潮がありますが、
失敗は学びの1つの手段でしかありません。
辛いこと苦しいことも、改善していけば、必ず前進できるはずなのです。
やらない人が変化することは基本的にありません。
新しくチャレンジした人間は失敗も味わいますが、 新しい何かを手に入れる可能性を持つことができるのです。
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