スイッチ探しています
- 婚活先生
- 2019年3月8日
- 読了時間: 3分

婚活もーるの理事長をはじめ仲人さんたちと話していると、
「今までの価値観が変わる時がある」という話を耳にします。
ずっと、結婚の目的や結婚相手の条件に捉われていた人が、
ご成婚相手と出会ったのをきっかけに、
目的や条件にそれほど捉われないようになるという話です。
妥協して仕方なくというよりも、
納得して憑き物が取れたように笑顔になるそうです。
ある意味で、理想的な目的や条件に捉われすぎると、
相手を見るときにモヤがかかってしまうことがあるのかもしれません。
「はじめのお見合いでこの人にあっていたら、選んでいないかもしれない。」
という会員さんのお声を聞いたという話もあります。
婚活をはじめるときに、
ぼんやりながらも、理想の結婚生活があり、
そのために必要となる理想の結婚相手像があるわけです。
そして、婚活をするということは、
出会いさえあれば、いい人に出会って選んでもらえるかもしれないという期待や希望があります。
しかし、現実と理想にはギャップがあります。
理想を現実より低く設定する人は少ないでしょう。
なので、どこかで分かっている現実よりも、
少なからず少し高めの理想を設定してしまうことは仕方がないことです。
なので、婚活しはじめのころに、
「なにか違う…」と感じる人は多いように思います。
理想と現実のギャップを感じるのもまた、
婚活をするのがはじめてならば仕方がないことです。
婚活のことなんて知らない世界のですから。
しかし、婚活を続けていると、
理想と現実のギャップに気がつきはじめて、
理想と現実のギャップが修正されはじめて、
目の前の人をしっかりと見るようになることで、
つまり、理想の相手と比べて現実の人間をふるいにかけるのではなく、
目の前の現実の相手の人間性を感じれるようになる時がくるんじゃないかなと思っています。
完璧だとか潔癖な人間なんてなかなかいるものではありません。
いたとしても、婚活に参加するまでに誰かに捕まっているように思います。
個性には長所・短所、得手不得手があり、人間性というのは複雑に凸凹しています。
良いところもあれば、平均していて足りないなと感じるところがある。
そんな凸凹を「人間らしさ」と言うこともあります。
ヒーローやヒロインのような完璧な人間とはなかなか出会えないし、
出会えたとしてもどう接していいかも分からないですし、
ましてや、選んでくれるとも分からないわけです。
まぁ、そんな夢のない話は置いておいて、
「こういった人じゃないとダメだ。」という価値観から、
「この人でも良いかも…」という価値観に変わる時がありそうな気がしています。
それは「スイッチ」のようなもので、
本人からすれば目からウロコが落ちるような、
それこそ、今まで目の前を遮っていたモヤが取れるような経験だと思っています。
なんでそんなことが言えるかというと、
教育現場で教育を行って行く中で、
「自分は勉強ができない。」
という感覚を、
「頑張れば、できるようになるかもしれない。」
という感覚に変えることで、
見違えるように勉強に興味を持ってくれるようになる経験をしてきたからです。
勉強の面白みを知ることができたからです。
婚活でも、人間性を深みを知る楽しみに気がつく瞬間がくるのではないかと思っています。
子どもたちに教えている時の感覚で話せば、
1つのスイッチではこううまく行くものではありません。
いくつか必要なスイッチをオンにしていくことで、
行動が変わっていくように感じています。
とはいえ、おそらく、それを説明するような論文はないと思うので、
あくまでも、僕の経験からの個人的な感覚でしかありません。
そのスイッチを少しでも早く見つければ、
スイッチを入れた後に出会った人でいい人を逃してしまうことはないように思うのです。
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