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されど、人は結婚す

  • 婚活先生
  • 2019年3月23日
  • 読了時間: 5分

婚活に関わりはじめて、

今でもなかなか分からない心理が、

『人はなぜ、結婚するのか?』

ということです。

結婚という文化は、形に差はあれど、

ほぼ全世界に存在して、

それに関する儀式がしっかりとある。

いろいろ調べていけば、

昔は、ほとんどが家の仕事を手伝ったり受け継ぐのが子どもだったので、

貴重な労働力という意味でも、子どもという存在は重要だっただろうし、

何よりも、今ほど安全には出産できなかったことを考えれば、

今よりもずっともっと貴重な存在だったのかもしれません。

その上で、結婚という形をとることを望んできたんだろうなというのが推測です。

さて、今はというと、

基本的には企業に就職するのが一般的で、

家業を継ぐことの方が珍しくなったこともあるし、

家や血をそれほど重視しなくなってきたのもあるかもしれません。

そう言った意味では、皇室は男系の血を重視されるので、

皇太子妃のプレッシャーは大きいものだったかもしれません。

沖縄でも、徐々に薄れてはいるものの、

トートーメーは長男なり、長男がなくなったら次男の子どもといったように、

男系の血筋が重視されいるところもまだあるかもしれません。

うちには双子の息子たちがいるのですが、

「男!2人も!それは良かったね〜。」

と言われたことがありますが、

沖縄では男性が重視される傾向があるのかなと感じました。

もしかすれば、他意はなく、ただ純粋におめでとうの意味だったかもしれません。

県外はというと、

血筋よりも家系を重視する傾向があり、

有能の男性を婿養子に迎えて跡取りにしたこともあったようです。

いつの頃からか、

結婚は血筋や家を守るものだったものが、

だんだんとそれらが薄れ、本当の意味で自由になってきています。

それはそれで、選択肢が増えることは、僕としては喜びたいところです。

結婚願望がなかった自分自身を振り返ってみると、

基本的に劣等感が強く、ネガティブ思考なので、

(劣等感とネガティブ思考をなんとかポシティブに変換しております。)

「自分なんかと結婚してくれる人なんていない」

と思っていた部分もあるように思います。

「自分なんか」ってところが卑屈ですよね(笑)

その辺を掘り下げていくと、自分に対する自信もそうですが、

昔は人と広い意味で付き合うことが絶対不可欠な条件で、

持ちつ持たれつの中で生活をしていたように思います。

今はというと、1人で何でもできてしまう。

ヒトカラこと一人カラオケもできちゃうし、

別に人と付き合わなくても、それなりに楽しく生きていける。

逆に、人と付き合うと気を使ったり、

揉め事があったりすると面倒なので、

必要以上の人付き合いは敬遠されているように思います。

僕自身も職場の飲み会への参加は消極的でしたし、

最近は飲みニケーションよりも、

自分の時間を大切にする人が増えたような気がしなくはありません。

僕としては、同僚と共通の話題があるなら、喜んで参加していたのですが、

あまり共通の話題がなく、独りぼっちになることが多かったので参加しなくなりました。

コミュ障(コミュニケーション障害:人とうまく付き合う方法が分からない)という言葉も出てきて、

対人のコミュニケーションが苦手な人が増えたのかもしれません。

お隣さんがどんな人か分からなかったり、

ご近所トラブルもある時代(過去もあったでしょうが、周りも相談に乗ってくれた)あったりすると、

人間関係が疎遠になるのは仕方がないことなのかもしれません。

1人でもなんとか楽しくやっていける。

もしくは、仕事でへとへとで誰かに気遣いをしないといけないのであれば、

恋愛も結婚も面倒くさいとはいいませんが、疎遠になってしまう気持ちも分からなくはない。

おそらく、1人でも生きていけるし、そこそこ気楽なのにも関わらず、

恋愛したり、結婚したり、育児したりと煩わしそうなことで時間が奪われると、

なんとなく感じてしまっているのかもしれないと思うのです。

少し、話は脱線するように思うかもしれませんが、

今は1人でやっていけても、

高齢になっていけば、多くの人がなんらかの障害を持ちはじめます。

そうなると、ちょっと誰かの助けを借りればできることも、

1人ではできないことも出てくると思うんです。

そうなると、行政のサービスを受けることになるわけですが、

もちろん、ケアしてくれる人を選ぶ権利はほぼほぼないといって良いのではないかなと思うと、

介護などのためだけに結婚するというのも突飛な話ですが、

近くに強い味方がいるだろうことは、

確かに、気遣いなどの面で煩わしさがあるとは思うのですが、

ものすごく心強いことだと思うのです。

子どもができれば、保護者同士や地域の人たちとのお付き合いが増えれば、

煩わしさとともに、たくさんの人に支えられていることに気づくように思います。

【今】で見ると、煩わしく面倒そうなことが、

最終的には自分を支えてくれる人たちに変わることもあるのかもしれません。

結婚の自由があって、結婚しなくてもよいし、

結婚するための努力は大変だと思うけれど、

実際に、婚活をする人がいて、結婚を望んで日夜頑張っている。

結婚しなくてもいい。

されど、なぜか人は結婚するのです。

最後に一言。

僕は恋愛し、結婚し、子どもを授かって、地域の人たちと関われてとても幸せなのです。


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