人はどうして「うまくいかない」と感じるのか?
- 婚活先生
- 2019年3月24日
- 読了時間: 4分

クマったことに…
いやいや、困ったことに、人は『うまくできない』と劣等感を感じる生き物です。
特に日本人は遺伝子的に劣等感を感じやすい傾向があるそうです。
なので、
『うまくいかない」と感じることは、当たり前のことだと受け入れてしまいそう。
自分で制御不可能なところで、勝手に思わされているのです。
しかし、なぜ、人は『うまくいかない』と感じてしまうのでしょう。
1つは、逃げ道のように思います。
「自分はうまくできないから、うまくいかないのだ」というのは、
とても分かりやすい理由です。
そういった意味で、うまくいかないのは精神衛生上悪いものとも言い切れません。
しかしながら、日本人には忍耐や根性など、努力が美徳とされます。
できないと言うと、努力はしたのかと問われる経験をたくさんしたことでしょう。
そうなると、できない自分の努力不足じゃないと自分を責めるか、
そもそも才能そのものがないのだと思う他なくなるのです。
人前で話すのが苦手とか、異性と何を話していいか分からないとか、
人には「うまくいかない」と感じることがたくさんあります。
基本的にうまくいかないと感じる理由はほぼ同じなじゃないかと思っています。
先ほどと矛盾するようですが、単純に経験不足です。
ブランコというのはなかなか難しいもので、
自分でブランコを漕ぐというのを言葉で説明するのも難しいし、
体重移動も考えてよりも、繰り返し覚えてブランコが乗れるようになります。
いきなり上手にブランコに乗れる子どもはほぼいないでしょう。
はじめは、背中を押してもらって、ようやくブランコは動くのです。
ブランコはどんなに知識を詰め込んだところで、
実際に乗ってみて、トライアンドエラーを繰り返さなければ、身につきません。
では、子どもが努力しているかと言えば、
経験を繰り返すうちに自然と乗れるようになるのです。
すべてのものに努力が必要なのではなく、
経験でなんとかなるものも数多くあるのです。
次に、自己肯定感という自分を認める力の弱さもあるかもしれません。
自分はできると思っている人は少々の失敗を気にしないのですが、
自己肯定感が低い人は、100点でなければ納得できないのです。
僕は職業として人前で話していたので、経験がありますが、
そんなに人前で話すのがうまいと思っているかと言えば、
経験分、他の人よりは話せるだろうという程度です。
じゃぁ、話した後にうまくいかなかったと落ち込むかというとそうでもありません。
自己肯定感が高いわけでもなく、どちらかと劣等感を感じやすい僕ですが、
なぜ、うまくいかないと感じているかと言えば、
経験の中で想定通りにいくなんてちっとも思っていないからです。
『うまくいかない』と感じてしまう理由の1つが、
うまくいく想定を勝手にしてしまていることにもあります。
僕は人前で話すときにうまくいくなんて思っていないからこそ、
自分で60点でもそんなもんだろうなと思うのです。
うまくやってやろう、うまくやらなくてはいけないと思うからこそ、
その理想と現実のギャップに劣等感を感じてしまうように思うのです。
うまくやるコツは、
うまくやろうと思わないことだと僕はよくお話ししています。
人前で話すのも、子育ても、うまくやろうと思わないから、緊張せずに話せる。
うまくやろうと思っていないから、結果をそのまま受け止めればいいのです。
そして、その結果こそが、その時に自分が出せた最大限なのです。
うまくいかなかったと感じるというとは、
想定よりもうまくいかなかったからです。
でも、想定なんてあてにならないのです。
うまくやろうと思えば、緊張もするだろうし、
練習通りにいかないこと方がほとんどです。
たーまーに、想定以上の力を発揮するのもまた人間の面白いところですが(笑)
うまくいったのか、うまくいかなかったのかを判断しているのは自分です。
自分の心持ちでいかようにもなるのです。
第三者の意見はあくまでも参考で良いのです。
そして、あなたの粗を探して、アドバイスをしない人なら付き合わなくても良いのかなと思うのです。
都合よく生きましょう。
それはとても大事なことなのです。
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