なぜ、大人になると恋に落ちにくくなるのか
- 婚活先生
- 2019年3月30日
- 読了時間: 3分

うちの幼稚園児の次男(5)には大好きなクラスメイトの女の子がいるようで、
毎日、その子が幼稚園に来ていたのか、休んだのか、
どんなことをしたのかを話してくれます。
少し前は別の子が好きだったのですが、今はその子のことはそれほどでもないようです(笑)
経験がないという人もいるかもしれませんが、
子どもの頃は、お父さんやお母さん、幼稚園や保育園の先生が大好きだったり、
小・中・高と片思いの人がいたという人は多いのではないでしょうか?
そう考えると、子どもの頃は優しくしてくれる人が好きだったり、
運動できる子が好きだったりと、案外惚れっぽいのかもしれません。
単純に、好きのレベルが違うというのもあるでしょう。
単純に意味も分からず好きなのと、
婚活のように結婚相手と意識できるほど好きでは大きな差がありそうです。
人は頼れる人、つまり依存できる人や、
自分のことを認めてくれる人へ好意を抱きがちです。
なので、子どもの頃に身近な大人を好きになるのはとても当然なことなのです。
さて、大人になるとなぜか「好き」が難しくなってしまう傾向があります。
これは、リスク回避のようなもののようなものじゃないかなと思うのです。
子どもの頃は、危険察知能力が未熟なのでよく膝を擦りむいたりしますが、
大人になるにつれて、経験値が増えて、どんなことが危険かどうか判断する知識が増えていくので、
危ないことを近づかなかったり、昔触れた虫が触れなくなったりします。
経験を積むということは成長でもあり、二の足を踏む知識を増やしてしまうことでもあるのです。
学生時代に告白できず、片思いで終わった人も多いでしょう。
それは『もし、振られて、今までの関係が壊れるのは嫌だ』といったような、
先読みの心理が働くからじゃないでしょうか。
やはり、振られるのは誰でも怖いし、
告白したことで相手の関係が壊れてしまうリスクを回避したいと思ってしまうのです。
大人になると人間は経験を積んだ結果、必要以上に臆病になる場合があります。
もちろん、リスク回避は必要な能力なので、それを否定する気はありませんが、
必要以上のリスク回避が【好き】という気持ちを遠ざけてしまっているのではないでしょうか?
また、婚活となれば、
結婚生活のことをいろいろと考えるわけです。
いろいろ考えた結果、経済的に豊かな方がいいとか、
結婚相手は美人な方がいいとか、優しい人がいいとか、
頼り甲斐のある人がいいとか…
いろいろと条件が高くなって、頭でっかちになった結果、
子どもの頃のような純粋な「好き」を阻害しているのではないでしょうか。
何度も何度も書いていますが、
誰とでも結婚すれば良いとは1mmも思ってはいません。
なので、選んでくれて良いのですが、
『少し理性的な部分を押さえてみませんか?』
と思うのです。
もっと純粋に子どものように一度好きになってみて、
まぁ、それで嫌われても仕方ないのかなと思うのです。
とはいえ、婚活の場でいきなり優しさ全開の人もなかなかいないので、
出会ってすぐに相手を好きになることはなかなかないとは思うのです。
だって、子どもだって信頼関係を築いた上で好きになるのですから、
それは仕方ないことなので、
一期一会の機会は出会いのきっかけとして、
縁を大事に、もう少しお互いを知っていくきっかけにするのが良いのかもしれません。
大人になると理性が強くなり、リスク回避する傾向があるので、
大人になると迂闊な恋をしないようにする傾向があるのです。
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