ほとんどの人が障害者になる時代
- 婚活先生
- 2019年4月7日
- 読了時間: 3分

内田裕也さんの「Rock'n Roll葬」を取り上げました。
死はすべての人にもれなく訪れるものです。
天寿をまっとうする人もいれば、
沖縄では生活習慣病で亡くなる30代・40代の男性が増えていたり、
予期せぬ事件・事故にみまわれて、志半ばで亡くなる人もいます。
もし、長生きをするならば、
医療技術が発展した現在では、
多くの人が望まずとも、
長生きすれば、不自由なことが増えて、
ほとんどの人が行政の支援を受けたり、
介護を受けたりする時代になっています。
高齢社会になるということは、
身体機能や認知機能の低下によって障害者になる時代でもあります。
これは自分自身にも言えることですが、
身近なことで言えば、
まずは、祖父母や両親にも言えることなのです。
あなたが子どもである以上、
よほどの理由がない限りは、
両親なり、片親なりが分かっていて、
介護という話になれば、直接介護するしないに関わらず、
なんらかの形で関わることになるはずです。
親が元気なうちは考えもしないことかもしれませんが、
高齢社会になった現在、老老介護も課題になっています。
家族で介護するのか、なんらかのサービスを選択するのか、
そういった決断を家族が迫られることになります。
独り身であれば、そういった苦労はないかと言えば、
身近にサポートしてくれる人がいないことが想像すると、
少し寂しい気持ちになるかもしれません。
もちろん、専門の介護士さんにお世話になることを心配する必要はないと思います。
ただ見知らぬ介護士さんか、よく知った家族かという言葉の響きだけでいけば、
介護士さんはあくまでも他人であるという感覚は抜けないかもしれません。
ピンピンコロリ、元気なまま突然死ぬことができれば、
家族にも介護サービスにもお世話にならなくても良いのでしょうが、
長生きする仕組みができてしまっている以上、
今後、高齢による障害を持つ人たちは生まれ、
あなたやあなたの家族もまた障害者になる可能性を秘めているのです。
もちろん、高齢化だけが障害者になる要因ではありません。
僕はうつ病を患っており、精神障害者でもあります。
僕が持つ個性の部分とストレスでなかなか外に出て8時間、毎日働き続けるのは難しいと感じています。
もちろん、快復するように努力はしていますが…
また、うちの息子たちは発達障害を持っているので、
家族5人のうち、すでに3人は障害者です。
精神障害や情緒障害だけではなく、
事故や怪我によって身体障害を持つことだってあるのです。
今は元気だから大丈夫でも、
障害者になって、依存するわけではないけれど、
心細くなった時に、そばに誰かがいてくれることはとても幸せなことです。
ちなみに、半数以上が障害を持つ家族ですが、
幸せに暮らしているとは思っています。
家族が身の回りにいるうちは良いのです。
しかし、自然の摂理で考えれば、親の方が先になくなります。
兄弟に家族がいて、自分が独り身であっても、
義父母ならともかく兄弟まで気を回すのは難しいことかもしれませんし、
兄弟に支援してもらうのも辛いかもしれません。
結婚のメリット・デメリットを見てみても、
今は不自由しなくても、
老後のことを考えると結婚のメリットが生まれると考える人は多いように思います。
すべての人が障害者になる可能性を秘めています。
そして、障害者になることが自然なことになってくると考えています。
それは、高齢者が増えるからです。
当たり前の世の中になってきて行政サービスは充実しても、
家族はすぐには手に入らないのです。
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